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トロントのバスに乗る時にハマったトラップたち

こんにちは。脱サラしてカナダのトロントで公立カレッジに通っている30代です。

今回はトロントのバスについての紹介です!

トロントは、中心地以外バス移動が中心

トロントの公共交通機関としては、地下鉄とバスがありますが、日本の東京ほど、どこに行くにも地下鉄!みたいな感覚はなく、地下鉄よりもバス路線が充実していて、結構な割合でバスを利用します。(札幌を知っている方なら、札幌とほとんど一緒で、東西線と南北線と東豊線みたいな線だけがある感じです。)

なので、少しでも中心地から外れたところに行くためにはバス移動が必要になります。

地下鉄は日本と変わりなく、難なく乗れたのですが、バスに関してはだいぶトリッキーな部分があり、最初パニックを何度も起こしたので、今後バスを利用する方のためにも、このバスのトリッキーなポイントをいくつか紹介できればと思います。

トラップ1:バス停がただの棒だったりする

トロントのバス乗り場は、ちゃんとフードがついているところも結構多いのですが、ただの棒の時があります。

フードがあるバス停。バス停の名前(The Westway)も書かれていてわかりやすい
ただの棒にバスの番号が書いてあるバス停

この棒の場合、これがどのバス停なのかはパッと見わかりません。ただ、バス会社のホームページに行って、この棒に書いてあるコードを入れるとどこにいるかはわかります(TTCの場合)。

トラップ2:バス停に時刻や行き先が書いている表はない

日本だと、各バス停に、バスが到着する時刻や行き先が書いていると思いますが、さっきの棒でもフードのバス停でも、バスの時刻表や行き先が書いてある表はありません。

じゃあどうやって行き先を把握するかというと、私の場合こんな感じ:

  • Google Mapで経路検索をして、バスの番号を調べる

  • バス停は、日本同様だいたい道の両脇にあるので、どっち方向か(南か北、もしくは東か西)をGoogle Mapで予測して、バスがその方向に行く右側のバス停で待つ(カナダは右側通行なので)

  • 時間はバス会社のサイトのリアルタイム情報を見る→この見方は別途紹介できれば、、、これでQOLかなり変わりました。

つまり、行き方がわからない場所に行くためには、Google Mapが命綱となります。同じバス停でも、方向を間違うと逆方向に行って詰むので、方向もかなり気をつけたほうがいいです。私はこのミスを10回くらいやってます。

一応来たバスには「〇〇 to 〇〇」と行き先が書いてあるので、それを確認することもできますが、慣れない土地の場合、その名前も分からないし一瞬での判断なのでむずいのです。。。

一応バスの上の方に行き先が書いてる

分からない場合、「このバスって〇〇に行きます?」って聞いてる人もよく見かけます。私にもめちゃめちゃ聞いてくるけど、パッとは分からんです、てなることもあるので、そういう時は運転手に聞いてくれすまん、、、と言います。ほんと、それくらいみんなよう分からん感じで乗ってます

トラップ3:「停まります」のお知らせがヒモ

これは前から聞いていたので、そこまで戸惑いませんでしたが、バスに乗って、次のバス停で降りたいことを伝えるためには、このヒモを引きます。座る場所によってはボタンもあるっちゃありますが、ボタンが近くにない場合はこのヒモしかないです。

窓の真ん中ら辺に黄色いヒモがあるので、それを下に引っ張る
こんな感じで、黄色い手すりの赤いボタンとヒモのハイブリッド

ちなみに、画像でわかるか微妙ですが、窓枠の外側にある縦のヒモを引いてる人は見たことないので、果たしてこれが機能するのか謎です。

トラップ4:降りる時にドアを押さなければならない

これが本当に一番大パニックでした。トロントのバスは基本前から乗って後ろから降りるスタイルなのですが、後ろから降りる場合はドアを押す必要があります

後ろのドア。手すりにPUSHの文字

たしかにドアにはしっかりPUSHの文字が。でも、日本に生きてたら、まずこの発想はないので最初は気づきもしませんでした。

降車ボタンを押して、バスが止まったので、ずっとここで待っていたら、ドアが開かないままバスが再発進して「え?え?降りたいんだよう」となって大パニックに陥りました。

本当に遅れられない用事だったので、そのまま運転手さんに駆け寄って「すまん、おろしてくれ」と懇願したら前から降ろしてくれました。

たまに同じように戸惑っている人を見かけるので、そういう人を見たら「押せェ!」と声をかけます。あと、たまに押しても開かない時があるっぽくて、その時は後ろのドアから運転手に「Back door, please!」て叫んでる人もいました。

ちなみにしっかり目におりゃーって押す必要があるので注意。
(ただ、自力で押し開けるというよりは、押したら開けてくれるというスタイルらしいです。)

ただ、元も子もないことをいうと、実は前から降りることも全然できます。押すのがダルいのか、自分の席が前側だったのか、それぞれ理由はあるんだと思いますが、結構前から降りる人多いです。乗る方は前からなので、混雑を避けるため、乗る人がいっぱいいる場合は遠慮しますが、空いてたら全然こっちの方が楽なので私も前から降りるの結構やってます。その時は運転手にちゃんとお礼も言えるので、なんかそっちの方が好きなんだよなあ、、、。

トラップ5:違う会社のバスに乗り継ぐと別料金

これも最初にプチパニックを起こしたものです。トロントとその周りを走っているバスにはいくつかあって、TTCという一番メインっぽい市営のもの以外にも、私営バスみたいなものがあります。

日本でも別会社の路線に乗り継ぐと別料金になると思いますが、トロントのバスも、会社が違ったらそうなります。

その中でも、Go Transitというバスが、謎にしっかりした作りのバスで、料金も(無駄に)普通のバスより高いので、要注意です。ナイアガラに行く時とかに乗るイメージなので、長距離バスみたいなイメージかも。

私の場合、Goではないですが、命綱のGoogle Map先生が、TTCだけで完結できるルートなのに、しれっと別のバス会社への乗り換えを提案してきて、この罠にハマりました。Google MapにはTTC以外を除外するオプションがないので、TTC以外を提案してきたら、スルーします。ましてトロント圏内の移動でGoなんぞは絶対乗ってやるもんかという気概です。

まとめ

以上、トロントのバスで私がハマったトラップたちの紹介でした。
トロントに来た方はぜひこのトラップたちを潜り抜けて生き抜きましょう。
何かしら参考になれば嬉しいです!

ではまた!

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