見出し画像

2023総括

そんなもんはない。

これ、毎回言ってる気がするんだけど、今年に関してはマジで無い。
というのも、今年のトピックが『去年言えなかったこと』が言えるようになった。っていうのがほぼ全てで、今年はそういう活動も去年よりは少ない気がするので、一般的30代独身男性のありふれた日常が総括としてただ垂れ流れるだけの記事なんて誰が読みたいんだ?と疑問を持ったが最後、全ての発信に対するやる気が消え失せる。

消え失せたとしても、それでも毎年こうして書き残しておくことに意義があるんだ。これは自分の趣味としても、備忘録としても、数少ない俺を俺と認識してくれる人に向けてのコンテンツとしても。

そういうわけで、何も無いながらも絞り出すように今年のトピックを上げていこうと思う。
といっても、去年言えなかったトピックがなかなかデカいので、コンテンツとしてはまあ読めるものにはなるかな?って感じ。知らんけど。


ライブ本数

さらばルバート
3/19吉祥寺WARP
9/18仙台FLYING SON
10/6大塚Hearts+

去年より1本多かったです。
対バンも格好いいバンドが多くてお客さんも楽しそうだったし、仙台と大塚に関しては長尺のセットリストでなかなかしんどかったね。楽しかったけど。
来年は何回ライブができるかな?


12/23千葉LOOK(deronderonderonサポート)

deronderonderonという、最高に格好いいバンドのサポートをしました。
普段弾いてもらっているベーシストが多忙らしく、俺にお鉢が回ってきた。という感じです。嬉しいね。
この1年はますます自分が何の人なのか分からなくなってきてるので、こうしてベーシストとして演奏を頼まれるのはシンプルに嬉しいの一言。いいよ。皆のこと助けるよ。マジで音楽辞めようと思っていたから、こういうのがあるだけでもその思いが薄くなるってもんよ。

あとは去年と同じように、最寄りのセッションバーで演奏したり弾き語りやったり、なんだかんだ音楽はやっていたかな。
それがほとんど仕事ではない。というのが去年はとてもコンプレックスだったけど、今年はもう明確に自分のキャリアを終わらせるビジョンが見えてきつつある中で、それでも今やっている音楽に邪な心があるか。その音楽は自分にとっての何なのか。そういう哲学を深く考えれば考えるほど『そんなことよりも今音を鳴らしている自分は人生においてもっとも幸福な瞬間だ』というのが今の結論としてはっきりと浮かんでいる。

それでも、自分のミュージシャンとしての矜持が世界と噛み合っていないという感覚はまだ残っていて、その答え合わせからは逃げるべきではない。と思っているし、来年はちょうどベースを初めて20周年なので、いい機会かなとも思っている。
来年、その答えが間違っているとしたら、多分本当に終わり。
少なくとも、ベーシストとしてはもういいかなって感じ。趣味で毒にも薬にもならない音楽を作るか、はたまた何もかも投げ出して別の生きがいを探すか。分からないけど、とりあえず来年は全力で音楽をやるべく新しい録音機材を買った。Pro Toolsも導入した。数少ない僕を本気でベーシストとして慕ってくれるバンドメンバーであり仕事仲間でもあるイロハ君に「プロツールスのセッションデータで納品出来るようにしてくれ」と言われたので、そうした。

今現在、俺は彼のためにベースを弾いていると言っても過言では無いし、それくらい俺の矜持を理解してくれている人が現在彼だけである。その彼は今国民的スターと仕事をしている。
ということは、意外と俺の音楽というのも捨てたものではないんじゃ…?と改めて思っている。
あとはこれが色んな人にとっての『捨てたものではない』であるといいな。


取リ沙汰

俺が、去年から散々匂わせてきたトピックが、これ。
ユニバーサルはポリドールレコードからのリリース。つまりメジャーデビューです。俺はメジャーアーティスト(言いたいだけ)
ようやく言えるようになって、自分が狼少年じゃなくなった。狂言になるんじゃないかとずっと不安だった。
何気にメジャーレーベルでのリリースは初めてかな。去年のHaLさんが初かな?どっちだろ?まあいいや。
俺の弾くベースが、ちゃんとした会社のリリースで出るのは不思議な感じを通り越して「ようやくか」という感想の方が強い。

正直、このユニットの3曲に関してはそれぞれ己の矜持を詰め込んだ。
1曲目のパーフェクショニズム(MVにもなっている)は『求められた音に対しての探究、及びそれを十全に作り切ること』を、2曲目のfunky! scrappy!は『己の技術全て』を、3曲目の失踪は『良い歌に自分が混ざること、その一部に馴染むということの甲斐』を。
狙ったわけではないけど、3曲とも使ったベースが違うし、俺以外にこのユニットでベースを弾いている想像をさせないほど自分のエッセンスを入れた。それを許してくれたのは紛れもなくイロハ君であり、前述した「彼のためにベースを弾いている」というのはこういう事実があるからでもある。

特にfunky! scrappy!は俺の持っている技術を全部詰め込んだ。そもそも人間に弾けないフレーズがデモで送られてきた。ってのがあるんだけど、それを弾けるように落とし込むのに数日。そうこうしている間にドラムが録音されたので、その録音テイクを聴いてグルーヴを精査し、その上で自分がどういうノリで弾くべきかを研究。そしてそれを実際にライブでも通して弾けるように練習するのに数日。
実際のレコーディングでは序盤と終盤でグルーヴが小慣れてきて序盤に録ったフレーズを録り直して合計4時間かかった。1曲に4時間。俺の中では一番時間がかかった。
ミックスはこれでもかというほどベースを大きくしてもらって、そういう曲としてリリースされた。嬉しいね。

ちゃんと人間にも弾けるし、俺でも弾けるくらいには落とし込んだので、是非ともベーシスト全員に演奏してもらいたいね!


以上、今年の総括終わりです。

皆様、良いお年をお迎えください!



ここから先は

792字
これまで個別で有料にしていた内容の記事を月額化させることにより、もっと手軽に僕の内面を覗けるようにしました。

みゆきさんの内面。ちょっと言いづらい話とか(特定の何かを貶める内容はありません)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?