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目指せ!介護の職人~第12話「現場は戦場?でも、飛び交うのは・・・」

就労支援訓練「介護福祉科」は、教室内での学科、実技、演習から企業実習に移り、私も複数の職場を体験します。そのうちの一つ、特別養護老人ホームでの実習から「現場は戦場?でも、飛び交うのは・・・」と銘打ち、第12話を書きます。

なお、来週は違う施設で実習予定です。新型コロナ禍の中で、訓練生を受け入れていただき、ありがとうございます!


訓練の最後の過程となる企業実習が昨日から始まり、訓練生がそれぞれの施設で実習している。これまではみんなで学びを共にしてきたが、講師の先生曰く「これからは個人戦」とのこと。訓練の最終目的である就職に向けて、実戦に臨んでいくのだ。

私は複数の施設で実習させてもらうが、昨日と今日は特別養護老人ホームにおじゃました。介護の現場は非常に忙しく、しかも利用者の安全を守らなければならないため、気が抜けない。先ほど、実戦という言葉を使ったが、まさに「戦場」の如しである。

職場を戦場に例えた場合、どこかトゲトゲしい印象を思い浮かべる。私が勤めていた新聞社も締め切り間近や事件事故の時などは、一気に戦場と化し、場合によっては「怒声」が飛び交うこともあった。私も怒声を浴びせられたり、浴びせたりしていた・・・

ところが、介護の現場は同じ戦場でも雰囲気が全然違う。飛び交っているのは「怒声」ではなく、「笑顔」なのである。実習施設が特別だったのかもしれないが、どんなに忙しくても、スタッフが利用者と接する時には「笑顔」を見せていたのだ。

「怒声」と「笑顔(笑い声)」は真逆である。介護職として勤め始めても、最初のうちは仕事に余裕がなく、「作り笑い」しかできないかもしれない。だが、「作り笑い」を続けているうちに、段々と本物の「笑顔」になれるだろう。介護の職人には笑顔がお似合いなのである(笑)

※カット写真は、お気に入り風景を適当に選んでいます。介護職とは関係ありません(笑) このコラムはブログとnote共通です


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