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土曜雑感 vol.147~本日のテーマは「情報の取捨選択」です

メジャーリーグの大谷翔平選手が、全国の小学校にグローブを贈るというニュースが流れました。日頃テレビを見ないので、この件を知ったのはYahoo!ニュースからでした。

同じニュースを検索していると、各メディアそれぞれの記事を読むことができるので、内容の過不足を補ったり、報道の仕方を比較検討したりできるので面白いのですが・・・

そんな記事に交じって、大谷選手の行動を批判するSNS投稿を載せたメディアがありました。しかも、批判した人物の顔写真付きで! 見出しを読んだだけで、非常に不愉快な思いを持ってしまったのです。

この件については、ブログ「気まぐれトーク」に書かせていただきました


そこで問題提起したいのは、一部メディアが「なぜ、このような人物の投稿をわざわざ記事化したのか」であり、Yahoo!ニュースは「なぜ、一部メディアの記事を載せたのか」です。

大谷選手を批判すること自体は、個人個人の考えがあってのことですから、それを否定するわけではありません。言わせてももらうならば「どうぞ、ご勝手に」といったところでしょう。

問題はメディアの姿勢です。

批判投稿をした当該人物が、政治家など社会的に影響のある方、あるいは芸能人のような有名人ならば記事化を考えてもいいでしょう。でも、この人物は一般に認知されるような有名人ではありません。

この投稿を記事化することにどんなニュースバリューがあるのでしょう。うがった見方をすれば、そのメディアは「表立って大谷選手を批判できないから、代弁してもらおう」との思惑があったと思わざるをえないのです。

大谷選手の行動を「素晴らしい」と思っている大多数の人たちが、もっと多くの情報を得ようとYahoo!ニュースを検索した時、こんな記事が混じっていれば、誰もが悲しみ、怒り、憤るでしょう。

「じゃあ、記事を読まなければいい」と言われる方もいます。確かにYahoo!ニュースでも記事の中身を取捨選択することはできますが、見出しとサムネは嫌でも目に入ってしまうのです。

今回は大谷選手のニュースで悪目立ちしたので、あえてブログやコラムで取り上げましたが、同様のケースは日常茶飯事で起きています。そのつど「このメディアは何を考えているんだ」と憤っているのです。

さらに厳しいことを言わせてもらうならば、個人のSNSを引用した記事があまりにも多いということ。情報収集手段の一つとはいえ、それをそっくり垂れ流しているのもいかがなものかと思いますよ!!!


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noteでは連載コラム、エッセイをほぼ毎日書いています。フリーランスのライターとして活動中ですが、お仕事が・・・ご支援よろしくお願いいたします!