歴史・人物伝~エピソード編㉑:羽柴秀長「秀吉の天下取りを支えた裏方役」
豊臣秀吉は小者として織田信長に仕え、類まれなる英知と働きぶりで大出世を果たし、信長横死後は天下取りへと突き進んで、ついに天下人になります。その秀吉が、自身の右腕として絶大な信頼を寄せていたのが、実弟の羽柴秀長です。
秀長は歴史の表舞台にほとんど立つことはありませんでした。しかし、信長の命で東奔西走する秀吉に代わり、領地を守る役目を担い、おそらく家臣団の束ね役を務めていたのでしょう。非常に温厚な人柄だったとも伝わっています。
長曾我部元親と戦った四国平定戦で大軍の総大将を務