歴史・人物伝~関ケ原編⑱合戦の勝敗を決めた小早川秀秋の寝返り
歴史・人物伝~関ケ原編の第18回です。
関ケ原の合戦は東軍西軍ともに相譲らず、数時間にわたって激しい戦いが繰り広げられています。その様子を松尾山から見ていたのが、西軍で1万5千の軍勢を率いていた小早川秀秋でした。
小早川家は、毛利元就の三男隆景が後を継いで毛利一族となりましたが、秀秋は毛利家の血筋ではありません。豊臣秀吉の妻・高台院の兄の子として生まれ、幼少時には秀吉の後継者候補にもなった人物です。
「秀秋を毛利輝元の養子に」との豊臣家からの要望に対し、隆景が逆に「ぜひ