「一人一人に合わせたきめ細かい指導をします!」がどれほど難しいことか

教えている一人一人の子を見て、どこを変えてあげれば今よりも上達するのか。

最近YouTubeでソフトテニスの指導動画を漁っている。どの動画も本当に面白く、非常に勉強になる。

自分が今まで教えていたやり方が間違っていたことに気づかされる時もあるし、同じことを教えようとしても伝え方が違うことにも気づかされる。

指導に絶対的な答えが無いと思うからこそ、教え方を考え続けてアップデートしていくことが大事だと思うし、そこに面白さを感じている今の自分にも満足している。

自分のことはさておき。

指導してて思うことの1つが、同じ伝え方をしても人によってとらえ方が違うということ。
つまり教えたことをすぐ動きに落とし込んで上手く打てるようになる子と、その言い方では上手く動きに落とし込めていない子がいる。

多くの場合指導者側(自分)の伝え方に問題があると思うので、伝え方を変えたり言い回しを変えたりしているけど、全員が100%できるようになるのは難しい。

科学的に正しいことをたくさん知っている指導者が教えた子供をすぐに強くすることができるかどうかと言ったら、答えはYESではないだろう。

科学的に正しいことを知識として持ちつつ、どうやって生徒にそれを教えていくか、伝えていくかを研究していくことが必要。人によって違うので、一人一人に合わせた細かい指導ができるとベストだと思って日々頑張ってはいるけど、全員に100%正解の指導をするのはやっぱり難しい。

ただ100%に近づける指導を目指すのが、指導者として頑張るべきところであると。


教えなくても勝手に上手くなる子はいるし、ちょっと教えたら急激に成長する子もいるし、またその逆もある。

その子の何が悪くて何を直せばいいかを一発でわかるようになるドラえもんの秘密道具があればいいのになあ...とか思う(笑)。

こうやって教えたら上手くなった!この言い方は失敗だった...を繰り返すうちに、指導スキルは上がっていってくれるのか果たして。


なぜこの子はミスが多いのか。なぜこの子のボールは浅くなってしまうのか。なぜこの子はボールを強く打てないのか。なぜこの子は短いボールが取れないのか。

打ち方が原因なのか。体の使い方が原因なのか。トレーニング不足が原因なのか。柔軟性の低さが原因なのか。

ではどうやって伝えたらその子のスキルがアップするの?何をどうやって教えたらそれは改善されるの?どんな言葉をかければその子がやる気を出すモチベーションが上がるの?


多分この先も同じような文章をまた書くことだろう。定期的に書いては思い出すことを繰り返すのにこのnoteは便利だ!


新しく入ってきた一年生を頑張って上達させてあげたいなあ。また今年もいいチームになれることを願ってます。

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