親は一番のコーチ 13.

自分にとっての一番のコーチは「親」だよ。


僕が中学生によく言っていること。

中学生くらいの子は、親に反抗する子も多い。
多くの親の意見を聞かない子は、「親はテニスのことよくわかってないくせに!」とか「自分ではできないくせに!」とか言う。

でも、それって違うよね。

親は100%自分の子供のためを思ってアドバイスを言ってくれている。その内容はたまに多少的外れなこともあるだろうが、間違いなく子の成長を願って言ってくれている。

何より、わが子のことを誰よりも一番たくさん見てくれている。それはどんなスーパーコーチでも絶対にできないことだ。

技術の専門的なアドバイスを送ることは難しいかもしれない。でもそれはコーチの仕事ですから大丈夫。


親は子の些細な変化に気づくことができる。

今日はいつもより調子が悪いな。いつもよりネットが多いな。ファーストが良く入っているな。

さらに試合でも、次の相手はどんな相手かな?左利き?ダブル後衛?とか。コーチの僕よりよくわかってくれている。

ビデオを撮ってくれることもある。ビデオを見てくれもする。そしたら、コーチよりも些細な変化やいつもよりよかったところ、悪かったところに気づいてくれるかもしれない。

自分のことを一番想ってくれて、一番応援してくれている親。そのアドバイスや意見を聞かない選手は、絶対に上手くなることはない。

自分の意見を持って議論することはOK。ただ、反論と反抗することは違う。そこに自分の意見がきちんとあるかないかは大切。感情的になるのは良くない。


僕らコーチは、教える子全員をわが子のように想って指導している。(僕は子供がいないので本当の意味では分かっていないけどそんなつもりでいる。(笑))

でもどうしても目の届かないところは出てきてしまう。これは仕方のないこと。

そんな時、親の存在は間違いなく大きい。


わが子を想うお母さんお父さんへ。

こんなことを僕が言うのはおこがましいですが、あえて言わせていただきます。
なかなか話を聞いてくれない中学生も多いと思いますが、ぜひ根気強く言い続けてほしいと思います。その想いは確実に子供たちに伝わっていると思います。

そして、少しでも親御さんたちのアドバイスが有効的になるように、僕は積極的に自分のコーチとしての考えや思っていることを口に出したり文書で発信したいと思っています。

「今この子にはこんなことを思ってアドバイスしています」とか、自分の指導者としてのphilosophy(哲学)とか。あとはビデオを見るときにどんなことを考え、どこに注目して見ているかとか。
子供たちのために、僕はいろんな対話をたくさんしていきたいです。指導は正解がないと思っているので、限りなく最善に近い指導ができるように努力したいです。


若いからって、年上の人や人生の先輩、自分よりはるかに実績のある人たちに自分が何を考えているかとか自分のphilosophyを言わないのはもったいないと思う!そっちの方が面白い人間だなと思われる気がするんだよな。(笑)
そんなことを考えながら書いた今日のnoteでした。

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