自分の指導スタイルに疑問を持ちつつも、自分らしさは持ち続けたいな 28.

僕の指導スタイルを一言で表すなら、ってかっこよく言おうとしたけど思いつかなかったので、このnoteを書きながら考えていこうと思う。(笑)


まず僕が教える子たちには、ソフトテニスを好きになってもらって、コートに来るのが楽しみになるような指導ができるように心がけている。
楽しくソフトテニスをやるってのが一番大切にしていることで、さらにプラス礼儀やあいさつ、時間の使い方、文武両道とか、僕自身がソフトテニスを通して学んだ様々なことを伝えようと日々頑張っている。

しかし僕は教育のプロではないので、子供を教育することに関しては素人同然だ。

話は少し変わって、僕が教えているチームのことに触れながら話を進める。
僕のチームの代表は小学校の先生をもう何十年もやっている方で、言うなれば子供教育のプロである。代表とはいえ、僕の幼馴染のお母さんで、僕のことを小学生の時から応援して支えてくれて、僕の人生を変えてくれた恩師で、僕にとっての第二の母みたいな人。僕がもし将来有名人になったら、真っ先に恩師として名前を挙げたいと思う(笑)。

教育に関しては本当に多くのことを学ばせてもらっており、いつもたくさんの話をしてくれる。僕にとっては全ての話が刺激的で、どんな本よりも深い学びを得られる。よく練習や大会に行くのに車に乗せてもらうが、僕はこの時間が好きです。ここで言っておきます(笑)。

さてそんな中、最近こんな話をした。簡単に言うと、「果たして僕のやっている練習は、子供たちは楽しいの?」っていう内容の話。

ここは正直に話そう。僕も自分の考えた練習メニューや指導スタイルについては、日々自問自答しながら手探り状態でやっている。間違いないのは、自分は自分なりのベストを尽くして練習メニューを考えたり指導に取り組んでいるということ。

しかし、僕がやっている指導を果たして子供たちが楽しいと思っているかは全くわからない。あんまり深く考えたこともなかったが、実際どうなんだろう。

僕が練習メニューを考えるときは、Aチームの練習とそれ以外の子の練習でスタイルを大きく変えている。

Aチームの練習は、試合で勝たせるために必要だと思う練習メニューを組んでいる。そこには基礎練もあるし考えさせることも多いし、理論的なことも多く言う。ただ全部をきっちりしてしまうと子供たちも飽きてしまったりきつくなってしまうと思うので、時には遊び要素を入れたような練習も組んでいるつもりだ。

それ以外の子の練習では、とにかく楽しく、それでいて少しづつ上達できるような練習メニューを考えている。勝負の要素を取り入れたり、難しいことを言わずに試合を多くさせてあげている。

自分なりに楽しく練習をさせようと考えてはいるのだが、いろいろ振り返ると、ちょっと技術指導に偏ったことが多いいかなぁとも感じる。自分の指導スタイルには実はけっこう自分なりに疑問を持ってはいる。

僕の指導は、おそらく他の指導者よりも「自分で考えさせること」を多くさせている。でもその考えることって、生徒にとっては結構苦痛らしい。ソフトテニスを純粋に楽しめなくなるってことなのかなあ。僕は考えることや理論的に考えることをあまり苦痛だと感じないので、そこは指導者としての欠点だと思う。欠点というと変かもしれないが、考えることの苦痛さを感じられるようになれば、もっと生徒の気持ちを理解して、生徒が楽しめる練習をもっと組めるんじゃないかなぁと思う。

子供教育のプロであるうちの代表は、そこが本当に上手い。子供たちのモチベーションコントロールがすごくうまい。同じような練習をさせていても、数々の子供たち楽しいと思うような工夫があるので、みんなが楽しそうに盛り上がって練習をさせているように見える。

今一番勉強しているところが実はそこ。楽しいと思えるように工夫する中で、どうやって勝たせるための技術指導を入れていくか。
理解力も集中力も、新しいことを学ぼうとする欲の強さも違う子供たちを相手に、どうやって最善を尽くしていこうか。

そうやっていろいろ考えるうちに、それでも僕はやっぱり、自分の指導の中心である「考えさせるテニス」をコアにしたいなと思った。もちろんいろんな人の工夫は柔軟に取り入れたいと思うし、子供たちが楽しくやれるような工夫はたくさん取り入れていきたいと思う。ただ、全ての指導に正解は無いのだから、僕は僕のスタイルを、自分らしさを忘れないように持ち続けたいなと思う。


十人十色。みんなちがってみんないい。正解などない。
常にその時のベストを尽くし、自分も考え続けることこそ重要なんだなと思った今日のnote。


僕の指導スタイルを一言で表すなら、「考えさせる指導」かなあ。ずいぶんありきたりな感じになってしまった(笑)。今度もっとかっこいいのが思いついたら変えよう(笑)。

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