中学3年間でトップ選手に勝つために

小学生の頃から活躍しているトップ選手に、中学からソフトテニスを始めた子供たちや小学校時代で勝てなかった子たちを勝たせてあげたい。

どうやったらその逆転現象を起こせるのか、日々考える。それを長期的な目線で考えることもまた面白い。


人間教育と技術指導に力を注ぎ、それらを効果的に行う。そしてその子の持っているものを最大限引き出してあげようと頑張る。

人間教育的な側面とは、学校生活で模範となるような生徒を育てること。あえて模範生徒の逆の行動をするような中学生も多いが、あんまり不良になるメリットないと思うし、アスリートとして活躍したいのなら、応援される人間になるべきだと思う。その方が人生楽しいと思うし。

技術指導的な側面とは、どんな練習をしてどんなことを教えればトップ選手と戦える力がつくのかを考えること。僕はこれを考えるのが楽しみで仕方ない。

トップ選手と言えど所詮は中学生。前回の大会まで勝っていたペアが次の大会で負けることなどよくあること。

だからこそ僕らのような下剋上を狙うチームにチャンスがあるともいえる。

支部大会までは「努力と根性と少しのテニスが好きな気持ち」があれば勝てるような気がしている。

だけど県大会で個人戦ベスト8,団体戦ベスト4に入るためには、そこに「知識」が必要な気がする。

試合のやり方、リスクの取り方、相手との駆け引き、自分の精神状態を常に一定に保つ方法、ストロークの打ち方、コースの狙い方...。

ソフトテニスは奥深いスポーツだと思うので(どのスポーツも極めれば奥深いのだろうけど)、それをいかにシンプルに伝え実戦で使えるようにしていくのか、それを最短コースで導くようにしてあげるにはどうすべきかを考えるのがコーチの仕事。

やるかやらないかは本人次第だけど、どうやって上手くなっていくのかの道を示してあげることが大切だと思っている。

1つのことを身につけるためにも順序があって、その順番を正しく教えられれば最短でゴールまで行けるのかもしれないが、遠回りになってしまうこともある。

それを毎年繰り返しながら、反省しながら、楽しみながら繰り返す。

ただし教え子の中学生はたった2年と少ししか中学ではチャンスが無いので、せめて最後の大会で最高の結果が残せるように教え方を工夫する。何を教えて何を教えないかを考えながら、その子たちのピークを夏に合わせられるように考える。

ピークを夏に合わせに行くのも難しい。それは僕らでコントロールできる類のものではないかもしれないので、無理にやろうとしない。ただ、最後まで付き合ってあげることは忘れない。

久しぶりに何か書こうと思ったらまとまりのない文章になってしまった。仕方ない。あきらめてまた書こう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?