2020 34.

僕にとっての2020年。

言いたいことはたくさんある。夢の舞台を失われた子供たち、日常が一変した人たち、やりたくてもできないことが続いた1年。

その中で思い出した言葉。

「生きてるだけでまるもうけ」

明石家さんまさんが言ってた。誰か別の人が作ったのかはわからないけど、これはよく僕の母も言っているからよく覚えている。

やりたいことができないって思えるだけで、たぶん幸せなんだろうなと思う。

今のこの状況が一生続くわけはないし、きっといつかこの時代も歴史の一部になって、こんなこともあったなぁとか語り合う日が来るんだろうし。

失われた時間を語るのは、今日で終わりにすると決めた。最後に少しだけ2020年の話をします。

今年も新しくチームに子供たちが入ってきた。例年より半年遅かったけど、今年も新しく素敵な子たちと出会えて嬉しく思う。

今の1年生と3年生、実はほとんどかかわりが無いらしい。まあ一緒に練習もしてないし、ろくに会ってもないから仕方ないよな。
例年なら最後の3年生の姿を見ていろんなことを感じるんだろうけど、今年はそれが無かったな。それが少し心残り。

3年生とはもっと話をしたかったな。本当に頑張っていたから。僕ら指導者は毎年同じような夏が来るけど、子供たちにとって同じ夏は二度と来ない。

改めてそう感じた1年。

2020年の後半、より多くの文章を書くようになった。

もしかしたら僕が書く文章が練習の質を高めることになるかもしれないし、復習になるかもしれない。保護者の皆さんにも僕の想いとか考え方とかを知ってもらえれば、この活動に理解を深めてくれるかもしれない。そしたら自分がやりたいこともやりやすくなるかもしれない。

自分で書く文章を僕はよく見返している。きれいごとをたくさん並べたような文章を書いていることも多いなと思う。

大人になって少し変わったことと言えば、斜に構えなくなった。きれいごとを僕が言っていて、それ自分はできてるの?って思う人がいても、あまり気にしなくなった。

自分は全然、完璧な人間じゃない。自分で吐いているきれいごとも、自分が全部できているわけじゃない。でも吐き続けていれば、スッキリするのと自分にとってプラスになっている感覚はある。


2021年は、2020年に取り残されてしまった多くの思いと共に、心の中に様々な人を想いながら、自分にできること、自分がやりたいことをやろうと思う。

好きなことして生きていたい。

大好きな人たちと大好きなことについて語り合って、大好きな子供たちに好きなソフトテニスを教えて、大好きな大人たちに自分の話を聞いてもらって、大好きなソフトテニスをプレーしたい。

自分が思っているようなことって、結構同じように指導者は考えている気もするので、自分の考えをもっといろいろ開放して、いろんな人の頭の中を覗けたらいいなぁ。


紅白歌合戦を見ながら、昔の自分はそんなに歌とか興味なかったけど、今はいろいろ思うことが多くなったなぁと感じる。言葉のプロたちが使う言葉に感銘を受けながら、真似して使いたいなと思う年末(笑)。

2021年も言葉を吐けるように頑張ろう!

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