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生まれ育った場所


生まれ育った場所をただ守りたいのかもしれない。


小学生の頃、ソフトテニスと出会った。

最初は好きじゃなかった。いい思い出が無かったから。

毎週雨降れーって思いながら過ごしてた。

小学生の終わりくらいからソフトテニスに少しずつ興味が湧いてきた。

大会で優勝できるようになったからかな。

中学生になってから、ソフトテニスが自分の人生そのものになった。

ソフトテニスが心から楽しい!って思ってたかどうかは微妙だけど、何かに熱中していた。

高校生になってから親元を離れ、寮に入った。ソフトテニスで日本一を目指すために。

本気で日本一になれるかどうか当時思ってたかどうかはさておいて、高校生活すべてをかけてソフトテニスに熱中した。


結局、自分の子供時代全部をソフトテニスに使った。

今の僕が教えているチームは、そんな自分が生まれ育った場所。


そんな場所を守りたい、って思うのは、やっぱり自然なことなのかな。


昨日ふとテレビで見たアニメ。自分の生まれ育った故郷の水族館を閉館の危機から救うために奮闘する物語。

「この水族館は、自分の生まれ育った場所だから、守りたい」

って主人公が言ってた。


あぁ、同じだって思った。


よく、「ボランティアで、よくそこまで頑張るね」って言われる。

「お金で測れない価値がある」って説明しても、わからないよね。

自分でも、よくそこまで頑張るねって思う。

そもそもそれをやる理由なんて、あんまり考えていない。


でも「ただ、その場所を守りたい」ってのにはすごく共感した。

自分の子供時代の良い思い出も、苦い思い出も、全部この場所に詰まっている。

だから、そう思うのかな


今日は良いことがあったんだ。

自分が指導者として頑張る中で、最高の褒め言葉を受け取ったんだ。

ありがとう。僕もみんなを教えられて幸せです。

これからも頑張ろう。この場所を守るために。

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