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英語がスラスラ話せている人の秘密。

よく生徒さんからいただく相談の中に
「英語がパッとその場で出てこない。」
「話すときに考えてしまってうまく話せない。」
「言葉が詰まってしまう。」
というものがあるのですが、実は原因は同じであることが多いです。

この秘密を知っているだけで、英語レベルが一つ上がると言っても過言ではないくらいは私が重要視していることを共有したいと思います。

その秘密はなんなのかというと
「英語が潜在意識に落ちているか。」
ということです。

いきなり小難しい単語を使ってしまい申し訳ありません。

言い換えると「英語を意識的に話しているのか、それとも無意識的に話しているのか。」ということです。


まず簡単に意識レベルの解説をさせていただくと、人間は顕在意識(意識的)が10%以下そして潜在意識(無意識的)は90%以上あると言われています。

例えば自転車に乗れるようになるまでを想像してみてください。
最初は勝手がわからないので、
「このベルを鳴らして人に知らせよう。」
「右に傾けて右に曲がろう。」
「このレバーを握ってブレーキをかけよう。」
など機能を考えながら乗るところからスタートすると思います。

ですが1ヶ月も毎日のように同じことを繰り返していると、頭の中でいろいろ考え事をしながら無意識に操縦していることに気づきませんか?

これが顕在意識(意識的)で行っていた行動が潜在意識(無意識的)に移り変わるということです。

車の運転も楽器の演奏も、物事の習得はこのメカニズムが大きく関係していると思います。慣れると会話をしながら運転したり、歌ったり周りとコミュニケーションをとりながら演奏することもできるようになりますよね。


英語に話を戻すと、英語を母国語のように楽々と話す人は高確率でパターンや音として潜在意識に英語が落ちています。
なのでその都度、
「あれっ、この場合文法こうだっけ?」
「あ〜、今言いたいことなんて翻訳すればいいんだ?」
などと頭の中での緊急会議を開く必要がないのです。


では肝心のどうすれば潜在意識に英語が落ちるかを先ほどの自転車の例に習って考えてみましょう。

みなさんもよかったら今無意識にできていることをどうやって習得したのか、思い出してみてください。おそらく答えは一つだと思います。

無意識的に自転車に乗れるようになるまでにやったことは
「毎日のように同じことを繰り返す。」
ということです。

シンプルすぎてがっかりした方もいるかもしれませんが、本当に大事なことなのでぜひ覚えていてほしいです。

もちろん上達をするという点も踏まえて

同じことを繰り返す(潜在意識化)
+
新しいことに挑戦する(英語で言うと単語、文法、熟語etc…)

のコンビネーションも重要になってきます。


是非このメカニズムを活用して英語を無意識化してみてください。


英語学習にはたくさんコツや知っていると得をすることはたくさんあるのですが、今日はその中でも私が一番気づいたことで大きく変わった秘密を共有させていただきました。

少しでもみなさんの言語習得のヒントになれば幸いです。

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