空想委員会@池下UPSET

社会復帰。
最後のライブをストーリーで見返したら「116週間前」と表示されていた。
116週間前、1ヶ月が4週間だから、29ヶ月。2年と少し。わたしで言えばまだ社会人1年目だった頃だ。

そのストーリーに書いてあること
「やっぱりわたしは空想委員会の音楽がすきでした
 空想委員会というバンドが、彼らの作る音楽が」
今日も同じことを思った。

始まるまでそんなこと忘れていた、というか覚えているわけがない、そんな、116週間前に勢いで書いた文章のことなんて。
始まってもずっと、わたしは岡田典之のことばかり見ていたし、彼の一挙手一投足が本当にかわいくて愛おしくて、笑ってるその顔もちょっとカッコ良く決めたい真剣な顔も、全部が大好きだなと思った。それだけだと思ってた。

でも空想委員会の音楽がだいすきだった。

ライブ前、ウォーミングアップのために空想委員会の曲をしばらく聴いていた。もちろんそれ以外にもこの2年の間に空想委員会の音楽を聞くことはあった。でもやっぱりずっと岡田典之を早く見たいと思ってたんだけどな。実際そうだったんだけど、それでも空想委員会の音楽が大好きだった。そのバンドが。彼らの作る音楽が。
そうやって書き始めるつもりだったのに、昔も同じことを言っていたもんだから。なにそれ。

その前にこう言うべきだったね、
復帰、ありがとう。
なくなっていくバンド、「活動休止」と言いつつずっと帰ってこないバンド、「いつか絶対ステージに戻ってくる」と言った切りその「いつか」が訪れないバンド。そんなバンドはたくさん見てきた。もうたくさんだと思うほどに。でも戻ってきてくれたバンドは少ない、メンバー交代もなく、バンド名も変わらず、
そして、こんな世界に。

本当にありがとう。

こういうバンドがあるからわたしはずっとバンドがすきなんだろうなとか、思ってしまう。

2ヶ月弱ぶりのライブハウス。5階までの階段。そうじゃなくてもアップセットはいつぶり?足元のマークで、最下手を選ぶ。
もうこれだけで嬉しかった。
爆音、頭と体に響く音楽、痺れる足、腕、目の前のキラキラ。
どうしても、「帰ってきた」と思ってしまう。楽しかったなぁ

空想委員会のライブは、ちゃんと空想委員会のライブだった。
うるせえ佐々木も愛おしいかったし暑苦しい委員長も愛おしかった。なんか空想のライブの来たなって思ったし、「イェス」カードを配るその手法もなんとも言えずに彼ららしいと思った。
曲はある意味当然なのかもしれないけど、全部わかるし歌詞を反芻するうち、空想委員会がすきだったなって、気づいたと思ってたけど、本当は、思い出した、んだなぁ。

だって最初始まった瞬間から岡田典之しか見てなかったし、1曲目がはじまるまでで50万回かわいいって言ったし、ギリギリ見切れるまでベースのヘッドや手の甲を見つめて、見切れても再登場に備えてそのあたりをずっと見てたし。正直女の子の推しよりかわいい。髪短かったし、ゆるっとしたそのお洋服の、お腹との狭間か太腿との狭間に住みたいと思ったし、指、手、腕、以外に低い声、なにもかもね、なにもかもなのよ、とにかくなにもかもがすき。本当にだいすき。「自分は噛まないし、変なこと言うだけだし」「大人になりましたよ〜、だからね、こうやってもう普通の人として…」って早速変なこと言ってるし、佐々木の精神乗り移ってロックしちゃうし、委員長にケツアタックしにいくし、にこにこだし、手叩いてるし、笑すぎだし、でもたまに真剣な表情になるし、なにもかもがすきだなぁ…
やっぱり子供には典之って名付けようかな。やっぱ止められるかな。

#ライブ #バンド #空想委員会

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