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新月の夜に。たわごとを


子どもたちが寝静まった。

寝顔もひとりの時間もタマシイのご馳走。



極上のひととき。



ひとり起き上がり

子どもたちの洋服の汚れを手洗いしていたら

ふと。湧いた。



何が起きても

わたしはわたしであること

わたしを生きることを


あきらめることは、ない。




じぶんを生きることをあきらめるなんて

できないのが当たり前。



20代で、この世からいなくなった弟が

たしかにこのいのちを生きている




やっと

じぶんを生きることが普通だよね。と

笑える。


胸はって、生きることそのものが

しあわせなんだね。って


お姉ちゃん元気だよ。

いまも流れていてくれてありがとう。って。



新月の夜に。

たわごとを。


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