022 あなたの家が危ない!地盤保証は引渡時では手遅れになる理由
地盤保証をかける最適なタイミング知っていますか?
地盤セカンドドットコムのおしょうです
今日は、地盤保証をかけるタイミング、について
地盤に関する怖い話です
今までのポストで、地盤保証の基礎知識はついたと思います
・保証期間は10年または20年(住宅会社による)
・保証金額は最高5,000万円(沈下修正の相場は1,200~1,800万円)
・現金ではなく、沈下修正工事対応
・改良工事していても、していなくてもかけられる
では、問題です
地盤保証をかけるタイミングはいつでしょうか?
全く考えたこともなかったと思います
住宅会社の営業マンが作成するスケジュールにも書いていないでしょう
地盤調査くらいは書いてても
もしかすると、営業事務とか設計課とかがかけるから、
営業マンも、いつ保証をかけてるのか、知らないかも知れません
さて、あなたの回答はどうですか?
「引渡時ですか?」
その会社もあるでしょう
住宅そのものの保証は引渡日からですからね
防水処理は施工日かなと思いますけど
でも、引渡時からの地盤保証発効はおすすめしませんね!
なぜか考えてみてください
考えた!よく分からん!って声が聞こえます
僕のおすすめは、基礎着工時です
え?まだ家も建ってないのに?
そうですよ
想像してください
引渡時に保証がスタートするとします
もし、建築中に不同沈下したらどうしますか?
いや、言葉を変えましょう
もし、建築中に不同沈下したら、誰が保証してくれますか?
もし、建築中に不同沈下したら、誰が守ってくれますか?
誰も、守ってくれません、保証してないんだから
「引渡が明日だけど、レベル測ったら沈下してるんだよね。保証して」
「保証書発行してないですよね。むりです」
はい終了……!
怖くないですか?
年数をかけて、土が痩せて沈下するのは『圧密沈下』ですが、
割とすぐに沈下する『即時沈下』というものもあります
つまり、実際に起こりえるんですね
なので、地盤保証をかけるタイミングは、基礎着工時がベターでしょう
これで、建築中の不同沈下への備えができます
住宅会社に聞いてみてください
「地盤保証っていつからかかるんですか?」
もし、「引渡時です」って言われたら
「建築中に沈下したら、誰が沈下修正費用出してくれるんですか?」
って速攻で聞いてください
はい、恒例の営業マンスクリーニングタイムです
因みに、改良工事をする場合は、基礎工事終わってるかも知れません
なぜなら、改良工事現場で地盤保証をかける場合は、
改良工事の『施工報告書』を提出してもらって、施工審査しないといけないからです
改良工事の場合、施工前に保証会社の設計審査を受けて、承認をもらわないといけません
否認される現場もあるからね!
当然、
・計画通りの施工をしたのか?
・現場トラブルで計画変更した場合の対応は適切だったのか?
を確認しないと、地盤保証はできない訳です
で、この施工報告書、僕の経験だと、施工から10日から2週間かかってようやく提出されます
タイトな現場だと、改良翌日から基礎着工するので、
地盤保証をかけるのが、基礎工事終わってからになるのです
地盤調査でもやもやしてる方は
おしょうにセカンドオピニオンしてみたらどうでしょうか?
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調査報告書の読み方も教えますよ
次回の説法は、『地盤保証を付け忘れる住宅会社もある』です
お楽しみに!
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