離婚すると言われた夜 それなりに向き合って話してみた 唐突で前触れにも気づけなかったから ‘意味がわからない‘ この感情が1番大きかった ひどい!裏切り!信じられない! そういった怒りの感情が湧くのは 随分先の話。 意味がわからないから まずは必死に状況理解に努めた 彼は1年前から離婚を考えていた。 そのきっかけは 私が酔って帰って暴言をはいたから。 今日帰りが遅くなったのは実家に寄って 離婚することを伝えてきたから。 …… …… …… …
はじめて 愛してるという言葉を くれた人だった 私は恋愛が得意で苦手 軽い付き合いは 小手先で叶えることができたけど 奥深い付き合いは 恐くて逃げてきた 結果を期待して 勇気をだして届けた言葉に 期待以下の 裏切られるような言葉が返ってくる恐怖 どうせこの人もまた こう言うんだろうな、 こんなこと言ったら嫌われるんだろうな、 そう思うと1歩踏み込むことができなくて 上辺だけの関係 当然そんな付き合い方だと 時が経てばお互いに飽きるし 結局
音が消える 真っ暗になる 空気が膨張する 小さい光が横に引っ張られて細い筋になる 心臓をぐしゃっと掴まれるような 金だらいを頭から落とされるような そんな言葉では表現できない 一瞬で世界が変わるあの感じを、 私は人生で2度経験したことがある。 もちろん2度目がこの瞬間ー 予想打にしなかった 離婚の一言を放たれたその瞬間。 もちろん最初は笑って取り合わなかったけど 冗談じゃないとわかったとき 世界は一変した 目の前にあったビールもおつまみも存在しな
2018年3月31日ー エイプリル・フールの前日 普段どおり夕食を済ませ ソファに並んで座って テレビを見ながらビールで晩酌 ちょっと帰りが遅かったぐらいで 普段と変わらない あたりまえの夜を過ごしていたら 「あーちゃん、俺離婚する」 テレビの笑い声をかき消すように 突然放たれた一言。 あ、そーだ。 もうエイプリル・フール始まってるんだ 「まだ31日やけエイプリル・フールやないよ」 「ううん、本当」 困った顔で少し微笑んだような でもやっぱり苦
小さいときから机に向かうのが好きで 文章を書くのが好きだった 頭に言葉が浮かんできて ペンをとって紙におこして 読み返す 自分の頭に浮かんだ 自分の作った言葉のはずなのに 読み返すと どこかで聞いたことある言葉の羅列 好きな歌手の、例えば浜崎あゆみの、 歌の歌詞の一節だったり、、 恥ずかしくなって その紙を誰にも読まれないように 解読されないように 読めなくなるまで塗りつぶしたり 破いたりしてゴミ箱に棄てた。 私の言葉で書きたい いつか私が大