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取り戻せ、感性。

日々慌ただしく過ぎる何気ない日常の中で、自分の中でも驚くぐらい感情が置き去りになっていることに気づく。

もちろん、喜怒哀楽といった基本感情(…などという言葉があるのかどうかわからないが…)はある。でも、もっと心の琴線に触れるような、なんとも言えない感情のようなものがどんどん鈍っているような気がするのだ。

何気ない朝

素晴らしいライブや演劇を見る、芸術作品に触れる。大自然の雄大な景色を眺める…。

"心の琴線に触れる"って、そういう大掛かりなものをイメージしがちだけど、いやいや、ほんとに何気ないいつもの日常の中にも、「うわぁっ!」と思わず声が出てしまうような瞬間というものがあるもので。

そういう一瞬一瞬を逃さず捕まえるには、もっと自分の感性を研ぎ澄ませておかないといけないなと、改めて思うわけです。

SNSの喧騒から少し離れたところで、自分の感情と向き合いながら、感性を取り戻す。他人から見たらしょうもないような、取るに足らない日常でもいいから、感じるままに表現してみよう。……そんなふうに思うわけです。

あれ。
なんかどこかで見たような、聞いたような。

つれづれなるままに、日暮らし、硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ

『徒然草』より

これだ!この感覚だ。

そんな後世に名を残すエッセイにはならないだろうけど汗、これから、日々のあれこれをそこはかとなくかきつくってみようと思います。

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