あした死ぬなら何を後悔しますか?
あした死ぬかもよ?という本を読みました。
この本自体は、生存者バイアスがたくさんありしんどく感じるところが多かった。
誰かに勧めたりもう一度読むことはないと思うけど、ひとつ大事なことに気づかせてもらえました。
幸せでいなかったことを後悔する
本は、今この瞬間に死んでしまうところをリアルにイメージするところから始まります。
それで、はい!あなたは何を後悔しますか?ということになるのですが、ここで私は
人生を楽しまなかったことを後悔するやろうなと思いました。
自分が幸せでいることを選ばなかったことを後悔すると思いました。
人生の終わりを現実味をもって想像したときに、初めて、私はこれだけのものを与えられているという感覚になったんです。
親友みたいな夫がいる。
頑固でインドアな犬がいる。
大事な妹がいる。
家があり、そこにはたくさんの本とお気に入りのランプがあり、仕事があり、友達もいる。
そしてそれらの存在のありがたさを十分に思わないまま、いや、全然思わないまま、死ぬ。
いやなこと、不幸なこと、叶わないことばっかりに目を向けて死ぬ。
それをすごい後悔するだろうな。
私の頭に幸せストッパーがある
思えば、私は、この人生を幸せで過ごすことを選ばずに、不幸でいることを選んできたような気がします。
幸せは私にとって慣れていないもの、不安な気持ちになる怖いもの。
悩み事や心配事、嫌なこと、自分の本当の気持ちに逆らうことこそが日常だった。
だから、今の幸せはすごく不安なんですね。
ドキドキして落ち着かない、
あれ、大丈夫かな、何か大変なものすごく重大なことを忘れてるんじゃないか、この後ひどいことがおきて地獄を味わうんじゃないかという気持ち。
それで、不幸になるための材料を探す。
そう言えばあれも不安、これも不安、これが心配やから不幸、昔あの人があんなことをしたから今も不幸、ずっとトラウマ、辛い。
こういうふうにして安心してきたと思います。
だけど後悔したくない!
ただなにも心配せずに過ごしていい
というのは、すごく非現実的なことだけど、
そういうふうになりたい。
まいにち、今日の一日、幸せでいることを自分に許して過ごしてみることにします。
それにしても、この人生でなにも成し遂げられなかった!とか、そんな後悔じゃなくて意外だった。
いい発見に感謝します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?