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原発はどうなんだ

昨日くらいに、官房長官がコメントしました。要約すると「電気足りないから原発とか再エネ活用するよ」とのこと。
さて、どうなんでしょうか?
私個人の認識とこのコメントには大きなズレがあります。一市民と官房長官ですから、そりゃそうなんですが、そのズレを解説します。
まず、電気が足りない。足りないと言うことは、何かに対して足りないという意味です。それは冬の需要期となります。多分、夏はそんなに逼迫しないかも。先のことはわかりませんが。
電気には予備率と呼ばれる指標があり、余る割合みたいなものでです。普通は15%くらいかな。先月の地震の後、1%とかマイナスなりました。ヤバいぞヤバいぞ的な感じ。テレビなどの報道もあり、電力会社の努力でなんとかかわせた形でした。
どうも日本は寒くなると逼迫するみたいです。
で、再エネなのか。
再生可能エネルギーを作る設備は一年中発電します。今週から四国と東北で出力抑制になりました。需要よりも供給が過大になるため、止められました。つまり、再生可能エネルギー(太陽光パネル)をさらにつくると、春から秋の期間は余って困る状態です。今日もJEPXの昼間は1銭で売られています。逼迫時はどうなのか?
雪降ったり、雨降ったらだめですよね。そりゃだめです。日がささないから。
なので、昨今の電力不足には再生可能エネルギー、特に太陽光は向きません。
じゃあ原発は?
そうです。これです。
ただ、原子力規制庁の段取りは崩さないよ。
だそうです。
なので、この冬だめじゃん。となります。
既にこの冬の予備率はマイナスの予測です。
「国民の皆様節電を」ってまた総理大臣が言うのでしょうか。一年に何回も節電要請してるのは発展途上国の様相ですよ。
それ以外にも、安全保障面でも原発は優位です。
そろそろ、アレルギーから脱却する時期だとは思います。
私が感じたズレ、それは、その方法ではこの冬越せませんよ。と言うズレです。

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