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少しの文章

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2023年2月の記事一覧

心ほどけたままに

薄いピンク色の椿が咲いているのを見つけた。椿の葉は厚いからか、夕方の光を受けてつやつやしてて、かっこよかった。

沈丁花が咲き始めていて、瑞々しい春の匂いという感じで、もう春が来てしまうのか、と思った。

たくさんの言葉やすごいスピードで移り変わる映像に、たくさんの情報に、また疲れる。ぎゅっと詰め込まれた言葉たちには余白がない。

隙間から、光を見つけたい。たくさんのことを知りたい、考えたい。

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本屋、腕時計、揺らぎ

たまに寄っていた本屋さんが閉店することを知り、帰り道に泣きそうになる。
でも、悲しんでいいほどその本屋さんに行っていたかというとそうでもないような気がする。それでも悲しいことは悲しい。

コンビニには、必要なものしか置いていない、みたいな文章を読んだのを思い出す。

家に帰ってすることは色々あるし早く寝なくてはいけないという日でも、本屋に寄りたい日はある。ぼーっとする時間がほしいのかもしれない。な

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