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「すき」という気持ちを自分の中で成り立たせるのが苦手な話(2)

わたしは「すき」という気持ちを自分の中で成り立たせるのが苦手だ。
だから、自分の中の「すき」という気持ちを表に出さないことがよいと思ってた。

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年齢だけはいい大人になってしまったけど、恋愛の「すき」がいまだによくわからない

ただ、こんな感じかな…とボンヤリとしたものはある。

初恋は小学生の時と自認している。
女子から好きな男子誰?と聞かれて、クラスで一番モテていた男子の名前を答えておいた。
その後、なんとなく目で追ってしまい、登下校で見かけると嬉しいと思う的なやつ。

次は高校生の時。
確か、家庭科の授業でケーキを作り、授業時間内に終わらなかったのか、昼休みにわけて食べることになった友達に付き添った。
わたしは全く違う班だったけど、手持ち無沙汰にしていたであろうわたしに食べる?と聞いてくれた男子にときめいた。

彼にはダンス部のかわいくて明るく気持ちのよい性格の彼女がいた。
スクールカースト最上位。
一方、わたしは高校が全然楽しくなく、ビジュアル系バンドのライブに行くことしか楽しみがなかった。
そんなわたしと仲良くしてくれた友達がいたことは本当に感謝している。
もちろん、スクールカースト最下位。

なお、スクールカースト違うもの同士相容れないというのは個人的にあまりなかった。(嫌いな女はいたが、その人はその人)
体育祭でチアダンスをやることになった。
最初自分は無関係と思っていたが、ダンス部もみんなぜひ参加してほしいという呼びかけで、学生生活で1回くらいやってみようと友達がなって、自分もそういう気持ちになった。
ダンス部の人達はめちゃくちゃ良い人で、根気強く教えてくれた。
(人には得手不得手があることを痛感した、ダンスできる人を心から尊敬する)

そんなこともあり、彼と彼女を2次元のノーマルカップリングを見守る気持ちでいた。
今更言葉にした上で、側から見てもめちゃくちゃキモイと思う。
でも当時本当にそう思ってた。

20代前半に5年間お付き合いした人がいる

バイト先で仲良くなり、弟みたいに仲良くしていたA君。
大学卒業でこのまま会えなくなるのはさみしいなと思っていたところ、告白された。
今まで彼氏がいなかったことにコンプレックスを感じていた時期でもあった。
以前彼女欲しさ丸出しで告白してきた人がいたが全然心が動かなかった。
でも、A君には諸々はじめてでも良いならお願いしますという気持ちになったので、交際をスタートした。

彼は「彼女」を求めた。
まめな連絡、豊かな愛情表現、性的な関係。
わたしはここは譲れる、ここは譲れないと提示し、話し合った。
でも噛み合わなかった。
「彼女」として楽しかったこともある。
だけど、「彼女」として苦しかったことも多かった。

付き合うことによって、わたしがすきだった弟みたいな関係性とは変わってしまった。
一般的に付き合う=彼氏彼女の関係に変わるのが普通の感覚なんだろう。
わたしたちは交際をはじめることによって、お互いが心地よいと思える新たな関係構築ができなかった。

なんやかんやあって、最後は彼が音信不通状態で別れた。
わたしはちゃんと別れたかった。
付き合う前の弟みたいな関係性に戻りたかったから。

A君と別れてから、友達のB君に関係の変化を提案された。
A君同じ状態になることが怖くて受け入れられなかった。
B君の本心はわからないけど、今も友達の関係性のままでいてくれることに凄くほっとしている自分がいる。

しばらく時間が経って気持ちの整理ができたら、次の恋愛をすべきだと思っていた。

恋愛的に「すき」って自覚した後、「付き合いたい」と思ったことが人生で一度もない

「彼氏必要ないじゃん」
A君と付き合うずっと前に、別の人から言われた言葉。
その時すごく腹落ち感があった。
わたし「彼氏」を求めていない。

恋愛的な感情を向けられることが気持ち悪いと思ったこともある。
彼女がいる、結婚している、恋愛・結婚するつもりがないと公言している人に安心する気持ちがある。
わたしに興味がない人、放置してくれる人と付き合いたいと思っていたこともある。

正直、性的な悩みを友達に相談したら、あるあるだったらしく男性に絶望したこともあった。(勿論人による)
だから性的な目線に嫌悪していると思っていた時期もあったが、若干違う気がする。
恋愛感情が無くてもおっぱいや脚を見ちゃう気持ちはわたしもわかる。

わたしは「恋愛=付き合う→結婚・出産」にならない。
でも世間一般的な感覚ではない。
前提条件が違うので噛み合うことはない。
だから、誰かを「すき」という気持ちに後ろめたさがあったのか。

※コロナ禍のリモート勤務で人との接触機会が相当減っており、恋愛的な感情や性的目線を向けられていると感じることが皆無なので、今自分がどう感じるかは正直わからない。

言語化できない苦しさ

上記を自覚した時、B君だけではなくA君に対しても相手を巻き込んで傷つけて、自分も傷ついて、自分だけおかしいのではないか、人として欠落しているのではないか…とこのまま生きる不安を感じた。

それから、何がキッカケか忘れたが、anoneの診断に辿り着く。

(最新の診断結果2021年9月4日現在)

定義はあれど、セクシュアリティはグラデーションであるが故にふんわりしていて、よくわからない。
そして見つけた「リスロマンティック」という言葉が今一番しっくりきている。


性格診断もグラデーションで近しいものがある。
性格診断は自動車の免許取得時に必ず使用しているものだから、セクシュアリティ診断も、もっと一般的に広まればよいなと思った。

あんまりまとまらない…とっちらかったまま一旦おわり。

<オタク的「すき」の癖について、続くかもしれない>


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