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MYコンパス卒業生インタビュー【6】「パート主婦から正社員へ」八代宜子さん

過去4年間、MYコンパスが実施してきたオンラインキャリア講座。
受講生の数は300名を超え、たくさんの女性のライフシフトを支援してきました。今回からそのオンラインキャリア講座の卒業生インタビューをシリーズでお届けします。

ひとりひとりの女性の生き方がご自身のライフキャリアの参考になれば嬉しいです。

今回インタビューさせていただくのは、福井県在住でパート主婦から時短正社員という新しいポジションを獲得され活躍する、八代宜子さんです。

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八代宜子さん プロフィール
Before▶悩めるパート主婦。
After▶初の時短正社員としてリーダー職に昇格!

MYコンパスアカデミー1期卒業。2児の母。福井県在住。
地元のECベンチャー企業で時短正社員としてマーケティングリーダーを務める。時短正社員でリーダー職は会社でも初めての試み。現在はキャリアコンサルタント試験に向けての勉強も並行して実践中。

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Q:パートとして再就職をした経緯を教えてください。

私は新卒で入った会社は正社員で、1人目の出産時には産休育休をとって復職しましたが二人目妊娠をきっかけにに退職しました。二人目の妊娠中から含めて約2年くらい専業主婦した後、パートで再就職をしました。

本当は時短正社員の求人があれば正社員で再就職したいと思っていました。でも「時短正社員」のような求人が私の住む場所では全くなく。子供2人抱えてフルタイムで仕事をするのは、自分の体力的に絶対無理して倒れてしまうって思ってたので、拘束時間の短さを優先順位上げて、パートで再就職をしてました。パートで就職をするけど、でもずっと仕事は続けたいから、なるべく経験積めそうな会社という基準で職場を選びました。

MYコンパスの講座を受講したのは再就職して数ヶ月ぐらいだったので、だんだん仕事に慣れてきて楽しいは楽しいけど、このまま私ずっとパートなんだろうかと、かなりモヤモヤと悩んでいました。


Q:今振り返ると、モヤモヤする原因は何だったと思いますか?

原因というか、多分私自身、自分が何にモヤモヤしてたかもよくわかってなかったんです。このままパートは嫌だ、という気持ちはあったし、悩んでいるのはわかっているけれど、自分が何にモヤモヤと悩んでいるのか全くわかってないような状態でした。

でも、MYコンパスの講座で自分を知ることで自分が何をモヤモヤと悩んでいるのかが、まずわかりました。私は経済的に自立したいって本当は思ってるけど、パートだとそれがあまり出来なさそうだっていうその現状にかなりモヤモヤしていたと気が付きました。

そこに、【どうせ、でも、だって】、みたいに言い訳しかしない、自分の思考回路が合間って、どうせ楽しい仕事なんてないし、どうせパートだし、どうせ子どもいるし、でも時間ないし、と思っていたんです。

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Q:そのモヤモヤがスッキリしてきたきっかけは何ですか?

自分の悩んでいることがわかったら、自分が次どうしたいのかがだんだんわかるようになってきて。単純に仕事したいなっていう気持ちがあると気が付いたんです。

パートとかどうこうとか関係なく、「一旦仕事を楽しもう」と振り切ってみました。それがやっぱりそれが自分に合っていたというか、仕事をすごく楽しい、仕事をやりたいと思って仕事するのが、自分に合ってるんだってわかって、そこからは、やってみたいと思ったことを言って、やって、どんどん次の行動に繋がっていく感じでした。

Q:なぜ「仕事を楽しむ」という方向をご自身で決めて、行動できたと思いますか?

講座で「どんな自分になりたいか」というワークをしたときに、【仕事楽しんでる自分でいたい】と思いました。

自分で自分を、パートだからみたいな、パートだからこれできないと、勝手に自分で制限をかけちゃってるっていう自覚がその時あるのにも気が付きました。なのでそれを一回辞めたら仕事を楽しめるかもって思って。

そうしたら、転職したわけでもないし、大きな変化があった訳ではないんですが、プロジェクトリーダーをやりたいって言ったら任せてもらえたり、新聞に出たいって言ったら叶ったり。元々経理でパートで入ってたんですが、縁あってコンテンツの記事を書くっていう仕事をさせてもらったときに、すごく楽しくて、その仕事をもっとやりたいと伝えたら、そのちょっと後に「広報やって」と話をもらったりと順調に進んで行きました。

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Q:いきなり仕事を頑張りだすことにためらいや恥ずかしさはありましたか?

私はなかったと思います。もともと小学校や中学校では自分のやりたいことを口に出すのが自然にできたタイプでしたが、高校や大学進学、就活とやりたいことをあまり言わなくなっていったんですよね。でも講座や周りの方の反応を通して、自分がこうやりたいんだっていうのを言ってもいいんだって感覚を取り戻したら、あとは恥ずかしさとか私はなかったです。きっともともとの性格かな。変わったというか「戻った」っていう感覚に近いですね。

Q:仕事以外でもどんどんチャンレンジされていきましたよね?

MYコンパスでのプロジェクトなどもやらせてもらいました。色々やってるねと言われることもありますが、多分それは私が好きでやってるだけ、私がそれを好きなだけ、全然頑張ってるとかこれしたいとかって何か強い思いがあるわけではなく、やりたいことやってたらなんかそうなったみたいな感じです。

講座を受講して、自分が挑戦することがデフォルトになってしばらくしてから、やりたいことを好きでやってそれが認められていくそのサイクルに入っていったと思います。

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Q:時短正社員は今までになかった雇用制度と伺いましたが、どう会社にアプローチしていきましたか?

私はパートだったんですけど、やってる仕事は全然パートっぽくないっていうか。仕事としては割とパートの早い段階から時短正社員的な仕事をしていて、小さい会社なのであり得たことだと思うんですけど、結構狭い分野についてはある程度自由に裁量も広くやらせてもらっていました。

そんな中なので、上層部がどういう決定をしたかわからないですけど、とあるタイミングで時給から月給制にするよっていう話をいただいて。仕事何も変わってないのに待遇だけ上げてもらったみたいな感じです。

私が、「社員=フルタイム残業出張ok」 と思い込んでいて、社員にならないかとは何度か言われても、頑なに拒否をしていたんですよ。私は今の子どもとの生活が大切なのでフルタイムにはなりませんと。

だけど、多分会社としては社員にした方が責任感持って仕事して、任せられるところも増えるし、会社としてもそっちのほうがいいって思ってくれたんじゃないかなって思ってます。

Q:お仕事でもたくさんの変化があったと思いますが、変わった一番のきっかけは何だったと思いますか?

仕事で新規プロジェクト立ち上がることになって、自分からリーダーやってみたいですって言ったっていうのが大きなきっかけでした。

自分が言った事でそのまま仕事が変わったというか、「現実が動いた、変わった」っていう経験をしたが私の中ではすごく大きなきっかけだったなと思います。

たぶん地方によって色々違うと思いますが、やっぱり狭い分どこかで誰かが繋がってるから、ちょっとこうやりたいって言ったときに、つながりやすいと思います。たまたま繋がった人と、全然違うところで共通の知り合いがいたりというのは狭いからこそすごく頻繁に起こります。もしかしはそれが窮屈って感じる人もいるかもしれないですけど、私はその人と関わったりするのが結構好きなタイプで、地方だからできる、楽しめてるところもいっぱいあると思います。

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Q:これからのこと教えてください。

私は「女性の選択肢、女性がその選択肢を感じられる社会」になったらいいなって思ってます

私もいろいろありましたが、当時パートでモヤモヤしてたのも、結局自分には選択肢がないって思っていたんだと思います。でもそれは見えてなかっただけで、本当は手に取れるところにいろんな選択肢が本当はあったと気が付きました。それが自分の思い込みとか今までの経験上見えてなかっただけ、それが見えてないことはすごくもったいないと今の自分は感じてるので、それをもっとたくさんの女性が目の前にある選択肢を自覚して、自分の生きたい人生を生きられたらいいなと思います。

女性のキャリアを応援したいという気持ちが強くなってきたので、今はキャリアコンサルタントの資格の勉強をしてます。11月に試験を受けようと思ってます。

(2020年4月インタビュー)

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◆八代さんのインタビューはこちらの動画でもご覧いただけます。


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