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最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―二宮敦人/著 ★★★☆☆

代官山蔦屋に行った際、面白そうな本がないかフラフラしている時に見付けた文庫本。
その日は、3冊購入した。
そのうちの1冊

表紙、題名に惹かれた。
背表紙の文章にも惹かれた。
東大の3倍も難関なの?!と知り、更に読んでみたい!と強く思い購入。

藝大を知る、、、みんな藝大で、どんな学生生活をしているかを知る事が出来た。
良いな~と思った。
私は、高校を卒業して専門学校に行ったが、通信だった。
基本的には、生きて行く為に稼ぐ事が第一優先だった。
それらを実現しながら、やりたい事、好きな事に寄せんがら楽しく生きる工夫だったり努力だったりをしてきた。
とは言え、いろいろ苦しかったし、しんどかった、、、、けれど、あの時はとても充実していて楽しかった時でもあったなと、今、更に歳を重ねて気付いた。

そんな時代に、やりたい事をやって、それだけやりたい事があって、それに夢中になって、それを教えてくれる人がいて、学べる場所があって、学ぶ仲間がいて。
学ぶ内容は違っていても、それぞれの姿勢や熱量は、同じ方向を向いていると思う。
もちろん、金銭的にも、精神的にも、きっと大変だと思う。
凡人には分からない大変さ、辛さもあると思う。
だけど、体力、気力などに溢れている、その時をそんな風に過ごせるのは、とても羨ましいなと思った。
とは言え、みんがみんな現役世代ではないようで、実際、自分でも思っているが、とんな時も、今そう思っている時が、今が一番若い。
いつからで学びは出来る。スタート出来る。
羨ましがってないで、自分も自分の為に、少しでも前進あるのみ!!と思った。

肝心な文庫自体に対しては、特にグサッと刺さる事だったり、うわぁ~,゜.:。+゜という部分はなかった。
淡々と、藝大はetc.,,,という事を知れる本だった。
私には、読んでいて面白くなる文だったり、テンポだったり、ワクワクする本ではなかった。
表紙のデザインや背表紙の文章の割には、少し残念だった。あくまでも、私には。
まぁ、そういう事を目的に書いた本でもないと思うのでそういうものなんだろうな。
とは言え、奥さんが藝大生とは言え、著者は藝大生ではないのに、とても丁寧に説明していて、
丁寧に書かれていて、取材力が凄いなと思った。

#本 #読書 #最後の秘境東京藝大 ―天才たちのカオスな日常

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