ストーリーにも使われる心理的リアクタンスって?あの有名な恋愛物語も影響を受けていた!

押すなよ!押すなよ!って言われて、熱湯風呂に押すコントがありますが、つい笑ってしまいますよね。
でもあれ、心理学ではとても当たり前の心理なんです。

例えば、親にあれしなさい、これしなさいと言われて反抗したり、
上司の命令に従いたくないときってありませんか?
別に反抗期だったり、上司の支持が間違っているからというわけではなく
つい抵抗してしまうこともあるでしょう。

人の本能には「自分のことは自分で判断したい」という本能がちゃんとあります。
これは誰にでも備わったものなので当たり前のことなんです。
人に命令をされたときに、まるで相手に自分の価値を否定されたように感じてその本能が働きます。
これを「心理的リアクタンス」といいます。
これはアメリカの心理学者ジャック・ブレームが名付けました。

心理的リアクタンスは、例えばシェークスピアのロミオとジュリエットも、まさに当てはまります。

家族や社会の障害が強ければ強いほど、お互いが惹かれ合い、恋が燃え上がって行くストーリーですが、これは心理的リアクタンスが働いているからです。
心理的リアクタンスはよりドラマチックになるので、小説だけでなくドラマや映画などでもよく使われる演出です。

ダイエット中に甘いものを禁止していると、ずっとケーキやお菓子に目がいってしまったり、結局我慢できなくて食べてしまったりしてしまったことってありますよね。
あれも心理的リアクタンスです。

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