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はじめまして、マイカレンダーです。


占い雑誌「マイカレンダー」編集部と申します。
2020年9月22日、天秤座に太陽が入宮する秋分をきっかけに
「マイカレンダーnote」をスタートすることにしました。

初めての方もいるかと思いますので、ちょっとだけ自己紹介します。
「マイカレンダー」は、説話社(せつわしゃ)という会社から発行している雑誌です。

――創刊は2019年の3月。
「この出版不況下に、なぜ雑誌を創刊!?」と関係各所に驚かれました。
本当にそうです。私たちもそう思っています。

なぜそんな行動に出たのか、その理由が私たちを知っていただくきっかけになると思いますので、簡単にそのいきさつをお話させていただければと思います。

弊社は大きく分けてこの2つのセクションからなっています。
①編集プロダクション部門(他社さまの出版物やコンテンツを制作する)
②自社出版部門(自社の出版物を刊行する)

編集プロダクション部門では、占い・児童書・ハンドメイドなどに関する、書籍・ムック・雑誌・WEBコンテンツの制作を行っております。

そのため、他社さまから刊行されている本でも、奥付に「編集/説話社」と書いてある本はけっこう、あったりします。
弊社の制作実績はぜひこちらをご覧ください。ご依頼、お待ちしています。

なかでもジャンルとして強いのが「占い」です。

少女たちを虜にした「マイバースデイ」


「マイバースデイ」
という雑誌をご存じでしょうか?
1979年に実業之日本社から創刊された、少女向け占い雑誌です。
この雑誌を40年間、弊社で制作してきました。
その他「ミスティ」「モニク」「プチバースデイ」「おまじないコミック」……この辺りの姉妹誌も、すべて①編集プロダクション部門でお引き受けしてきたものです。

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当時のものを並べるとこんな感じ。
「懐かしい!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本格的な占いやおまじない、魔女っ子など、ちょっと不思議な世界を展開した「マイバースデイ」は、多感な時期の少女たちの絶大な支持を得て、一時期、40万部を超える雑誌となっていました。その辺りの流れは、こちら「鏡リュウジ先生インタビュー 占い師と占い雑誌のこれから」が詳しいです。

とはいえその後、少子化やライフスタイルの変化など、様々な影響を受けて「マイバースデイ」は2006年に休刊、最後の占い雑誌となった「ミスティ」も2011年に休刊となりました。

以降は他社さまの占い関連書の制作をお手伝いすることが増えたのですが、
「占いの雑誌を出したい……!」という熱意は消えることなく、2019年春に②自社出版物として、自分たちの手で雑誌を創刊することになったのです。

「マイカレンダー」のコンセプトがこちら、
「366日、幸せであるための占い&ライフマガジン」です。

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創刊からここまでの経緯はこちらの「編集部日記」をご覧ください。

占いの老舗が考える「占いとは」


占いって、どういうものでしょう?
とりあえず、不要不急のものであることは確かです。なくても生きていけますし、ピンチになったら真っ先に切り捨てられるものです。
でもピンチの時にこそ、力を発揮するものでもあると思うのです。

重要なイベントが控えていて「明日、どうなるだろう」と不安な時。
「自分には才能がないんだ」と自信を失っている時。
「あの人はどう思っているだろう」と居ても立ってもいられない時。
何かのきっかけで「もうだめだ……」と落ち込んでいる時。

「あなたにはこんないいところあるよ」「明日はこんな1日になりそうだから頑張って!」と、人間の366日に寄り添い、それでも明日へと向かわせてくれるものが、「占い」なのではないかと思います。

もちろん、「あなたは●●タイプ」と会話のネタとして盛り上がるエンタメ的占いもありますし、”占い”という共通言語によって占い愛好家同士で盛り上がるのも楽しいものです。それと同時に、人間の歴史の中でもっとも古い文化の1つとして研究の対象ともなり得るでしょう。

でも、そんな中でも、悩める人の心に寄り添うものとしての占い人を幸せにするための占いを提供していきたい、という思いが「マイカレンダー」の一番の根底にあります。

自分ってどんな人間なんだろう?
明日、どうなるんだろう?

そんな問いが頭をよぎった時には、ぜひ、「マイカレンダー」本誌、そしてこの「マイカレンダーnote」をのぞいてみてください。

もしかしたら、そのヒントとなる「言葉」を、見つけていただけるかもしれません。

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……と、初回からしっとりしてしまいました。

今回、noteを立ち上げるに至ったのはなぜかといいますと……。
毎号、いろいろな先生にたくさんのおもしろいお話をお聞きしているのに、誌面の大きさにもページ数にも限りがあります。最大限努力して収めようとはしているのですが、泣く泣く削ったよい台詞、掲載できなかったあんなネタ、こんなネタが多数。それを何とかお届けする術はないものか……と思ったのがきっかけです。

要は「これ以上、文字が小さくなると読めません」と、上からのお達しがあったため、誌面を飛び出してみた次第です。それぐらい毎号、詰まっています(文字が)。

とはいえせっかく「紙」という縛りから解放される場所ができたので、noteを通じて新しい出会いもあるといいなと思っていますし、noteならではの新しいこともやっていければと思います。

ぜひ、見守っていただけたら幸いです!

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文/マイカレンダー編集部・山田

雑誌「マイカレンダー」(季刊 3・6・9・12月 22日発売)
定価:本体1,200円+税 体裁:AB判・平綴じ
雑誌コード:08363 発行:株式会社説話社


いただいたサポートは、占い界のさらなる活性化をはかるべく、「マイカレンダー」本誌や新しいnote記事の取材・制作費にあてさせていただきます!