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編集部日記 #7|重版って何?

※この記事は2019/03/31に「マイカレWEB」に掲載されたものです。

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『マイカレンダー』創刊号、異例の重版!? ありがとうございました!

3月22日に創刊しました『マイカレンダー』。
各所で温かいお言葉をいただき、編集部一同、感激しております。

そして発売1週間にして重版決定、、、。
この出版不況下にまったく想定外の事態でして、慣れない重版対応に右往左往……。

これもマイカレを手に取ってくださった方、そして占いを愛するすべての皆さまのおかげです。
本当にありがとうございます!(涙

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【重版(じゅうはん)】

「この本はこれくらい売れるんじゃないだろうか」という予測を上回って
在庫が足りなくなった際、刷り増しを行うこと。

関係各所から「見積もりが甘かったんじゃない?」ととがめられつつも、
出版社にとっては、とてもうれしい出来事です。

増刷分は4月中旬に出来予定です。
現在も全国書店さんのあるところにはあるそうですので、お見かけの際はtwitterの「#マイカレを探せ」タグなどで共有いただけたら幸いです。

「マイカレ」を必要としてくださっている方の手に、あまねく、きちんと、確実に届きますように……!(祈り


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発売以来、twitter、Instagram、Facebook、ブログなどで「マイカレンダー」へのご感想を投稿いただいた皆さま、ありがとうございます。

雑誌の感想をSNSで読めたり、共有できたり、さらにそこから新たな会話が始まっていったり……と、これはかつてはなかった楽しみ方ですね。編集部でもRT&いいねしながら、1つひとつじっくり読ませていただいております。

そんな中、タイムラインに流れてきた、とある言葉に「!!」となって、一瞬、時が止まりました。

それが、

「おかえりなさい」

という言葉です。

……え、えっ!?

正直びっくりしました。


「占い界に家を建てる」というよくわからないコンセプトで始まったマイカレですが(詳しくは編集部日記#1をご覧ください)その「家」は占い愛好家の方だけでなく、我々(説話社)の家でもあったのだ、ということに、はじめて気づいたのです。

弊社で手がけた最後の占い雑誌『ミスティ』が休刊になったのが2011年。
かつての「家」は解体され、姿かたちはなくなりましたが、そこに目に見えない何らかの「場」が、今もなお存在する、ということを感じ(信じ)てくださった方がいたのだ、ということに感動しました。

それはただ何もしなくても存在していたわけではなく、誰かがちゃんと支え続けてくれたものでもある、と思ったのです。

それは変わらずおつき合いくださった占いの先生方であり、何の保証もないのに待っていてくださった読者の皆さまであり。

そしてもう1つ。
この説話社という会社のスタッフもその一部だと思います。

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本当に内輪の話で恐縮なのですが、説話社の全社員は「社員番号」を持っています。

1番は社長で、最近入った社員が260番です。この数がこれまでに説話社に籍を置いた方の人数です。4月、新しい仲間が加わりますので、また増えるのでしょう。

かつて『マイバースデイ』『モニク』『プチバースデイ』『ミスティ』『おまじないコミック』など、月刊誌をMAX5冊回していた頃、毎週どこかの編集部が校了作業をしていたので、説話社は本当に本当に不夜城でした。

それは雑誌の編集部に限りません。WEBや携帯の占いコンテンツやイベント、通販などなど、どの部も本当に昼夜問わず、鬼のように占いの仕事をしています。

現在の社員は約50名。その過程では、ご結婚されたり産休に入ってお辞めになった方もいますし、「やりたいことを見つけました!」といって新天地に旅立った方もいます。正直なところ、「もう限界です……(白目」と辞められた方もいました。

でも、そうした方も含め全社員1人ひとりの時間=命であるとするならば、

・死ぬほど原稿を書いてくださった時間
・上司と全力で意見をぶつけ合った気力&体力
・うなりながら考えてくださったアイデア
・最後までゲラを読み続けた執念
・校了(納品物)を送り出す際の耐え難いプレッシャー

……などが、昭和、平成、そして次なる新元号の時代に至るまで、
この目に見えない「場」を存続させ、今回こうして
「マイカレンダー」という存在を出現させる
「礎」となっているのだという事実に、改めて感謝の念しかありません。

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長々と内輪の話をすみません!! 書いている人の月が蟹座なんでお許しください(ホーム感)。
次回から通常営業に戻って、ちゃんと占いの話をします。

あ、1つ占いっぽいことを言えば、「ミスティ」が休刊になったのが2011年で牡羊座に天王星がIN、そして「マイカレンダー」が創刊されたのが2019年、牡牛座に天王星がINということで、この雑誌創刊一連の流れに、天王星の糸、もとい意図を感じたのは事実です。
(創刊号にマイカレの出生チャート、載せればよかった!涙)


できあがった雑誌を見て、
「思っていたのと違った!」という方もいると思います。
「この部屋もうちょっと大きくならない?(=この記事もっとページ数増えない?)」「この部屋はないの?(=この占術はないの?)」という方もいると思います。

今後も増築&改築&リノベーションをどんどん行い、
「生きている雑誌」にしたいと思っておりますので、温かく見守ってくださいませ。
そしてアンケートフォームより、お声をお寄せいただけたら幸いです!


※アンケートフォームは雑誌掲載のQRコードから飛べます。
タロット・易・ルーンなど、卜占に関するアンケート実施中!!
「卜占のおもしろいところってどんなところですか?」「卜占の”これぞ名著!!”ってありますか?」など、プロ・アマ・占い好き、属性問わず、ご意見をお聞きしたいので、ぜひご参加ください~。

追記
twitterでつぶやいた「熱量」問題の回答です。
「マイカレンダー」の文字数を数えてみました(さすがに手作業じゃないですよ)。
本誌・付録あわせて約25万字でした。
これが多いのか、少ないのか……?(汗

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文/マイカレンダー編集部・山田


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