見出し画像

偏愛するBABY, THE STARS SHINE BRIGHTの綿ブラウスまとめ


BABY, THE STARS SHINE BRIGHTの綿素材のブラウスについて書いてみようと思う。

私は、いわゆる懐古ロリィタというスタイルが大好きである。
懐古も何も、そんな言葉は最近の言葉であり、20年くらい前からロリィタファッションが好きで、変わらず当時のものが好きなだけである。
BABY, THE STARS SHINE BRIGHTは中でも偏愛しているメゾン。
2011年〜2017年ごろは離れていた。

なかでもブラウスは特別に好きなアイテムである。
基本的にブラウスは無地で作られるもの。柄で華やかにすることができない。
そのため異様な量のレースとフリルがあしらわれている。
ロリィタファッションはブラウスの上にJSKを着るスタイルが一般的なので、ほぼ隠れてしまうにも関わらず、これでもかというほど装飾で埋め尽くされているブラウスは、ロリィタの矜持を感じることのできる特別なアイテムだと思う。

なかでも、素材が綿素材のものをピックアップする。
同じ型でも、シフォン素材でつくられていたり、レースがチュールレースになっていたり、いつもと違うレースを使用しているものなども生産されているが、ここでは言及しない。

何度も生産されている定番となっている形かつ、
再販などで手に入れることができる可能性の高いものを書く。

ロリィタファッション初心者の方、懐古ロリィタなスタイルに挑戦してみたいという方にはぜひ参考にして頂きたい。

トルソーのサイズは、B84、W64、肩幅40。

お袖ピンタックブラウス

オフ白
後ろ姿

おすすめ度★★★★★
筆者好き度★★★★★
袖取り外し→不可
レース→綿レース

まずはこれを買って欲しい。
綿レースでお手入れが楽。結ぶリボンがないため着ていても楽。
お袖がストレートで肩幅が広く見えない。
装飾は控えめだが、お袖のピンタックが可愛く、すっきりした印象。
半袖ワンピースの下にブラウスを着るコーディネートにもこれが断トツでおすすめ。
また、上にカーディガンやボレロを着てもモコモコすることなく着られる。

襟が二重襟になっているものとなっていないものがあるが、ロリィタならば二重襟のものの方が惹かれるはず。

とにかく最初の一枚としてあまりにも優秀。

似たシルエットのもので、お袖はピンタックではないけれど胸元にプリンセスドロップの刺繍のある、スクールブラウスというのが昔は出ていた。
再販して欲しい。

手首のディテール カフスタイプになっている


後ろピンタックブラウス

オフ白
後ろ姿
やはりピンタックが可愛い

おすすめ度★★★★★
筆者好き度★★★
袖取り外し→不可
レース→綿レース

最も定番の丸襟ブラウス。
お袖にゴムが入っておりパフスリーブになっている。
それが可愛い部分であるが、似合う人を少し選んでしまう。
JSKの下に着た時、襟の下から後ろのピンタックがちらと見えて可愛い。
また、手首まわりのレース、はしごレースに通したリボンできゅっと結ぶデザインが可愛くて好き。

手首のディテール

お袖ピンタックブラウスはすっきり、後ろピンタックブラウスはより可愛らしい、といった印象。
上にカーディガンなどを着るとモコモコして二の腕パンパンの人になるけれども、その是非は人によって別れている。

私はあまり似合わない(個人的にはこれが一番肩幅がガンダムになる、袖が長い、など)ため、私と同じく首が短く小柄な人にはあまりしっくり来ないかもしれない。

胸元のディテール


姫袖後ろシャーリングブラウス

オフ白
後ろ姿 
ウエストリボンはないがシャーリングでぴったりする

おすすめ度★★★
筆者好き度★★★★★
袖取り外し→可
レース→トーションレース

襟がないため、少し上級者向けの印象。
着た雰囲気も、少し大人っぽくエレガントになる。
こちらの良さは、首元がとにかくすっきりしていること。私のように首が短くて襟高のブラウスが似合わないよという方には断然おすすめできる。
私はかなり好き。
レースの装飾が多く、豪華である。
首元リボンを結ぶときはロリィタの醍醐味を感じる。クロスしてもストレートにしても中に全て入れてしまってもいい。
手首部分の、はしごレースに通してあるリボンをきゅっとしぼることにより、バルーン袖にして着用することも出来る。
お袖部分は、BABY,の他の、お袖を取り外し出来るブラウスやワンピースと互換性があるため、何かと楽しめる。

洗うときはトーションレースとフリルを伸ばさねばならない。指が痛くなること必至。
また、自分で結ぶリボンが多いため、常にリボンがほどけていないか注視していなければならない。

裾は段フリルになっているため、裾を出してスカートに合わせるコーディネートにぴったり。
ブラウス×スカートのスタイルを検討しているなら第一候補にあがってくるかもしれない。
襟がない分、夏場もおすすめ。
また、パフスリーブ部分はゴムではなく、自分で紐で調節できるため、夏場はひろめに開けたりと、便利な仕様。

半袖にして、パフスリーブを広めに開けてみた。
首元のリボンも結び方を変えて楽しめる
紐で調節する

首元が伸びるので畳んで保管せねばならないのがシワになりやすくマイナスポイント。

胸元のディテール
手首のディテール


シャーリングブラウス

オフ白
後ろ姿

おすすめ度★★★
筆者好き度★★★★★
袖取り外し→可
レース→トーションレース

最近あまり再販されていないが、大好きなので書く。
BABY,の綿ブラウスのなかではかなりスタイルが良く見えるブラウスであり、多少コンパクトなので、スカートともあわせやすい。小柄な人にはおすすめ。
ボタンをまたぐリボンがとても可愛い。
裾を出しても出さなくても可愛い。
シャーリングなのでシワも気にならない。
というか気にし始めたらこれは着れないので、ぴっちりアイロンがけして着たい人には逆に向いていないと思う。
こちらのお袖も互換性があるため、他のワンピースやブラウスに付け替えて楽しめる。お袖のピンタックが好き。

襟もパフスリーブも、他に比べるとコンパクトである。
JSKのなかに入れるならば、JSKから出ている部分の装飾が少ないので、少し物足りないかもしれない。
ボレロ&スカートであわせるとめちゃくちゃ可愛い。

胸元のディテール
シャーリングが可愛い
手首のディテール
ピンタック&はしごレースで豪華


ベビードールブラウス

オフ白
後ろ姿

おすすめ度★★★★
筆者好き度★★★
袖取り外し→不可
レース→綿レース

最も幼い雰囲気のブラウス。
襟が平襟になっているため、首が短い方におすすめしたい。
ふわりとした袖、大きめの襟のため、とことんキュートを目指したい方に。
スモックのような感じなので、お顔が大人っぽい印象の方にはあまり似合わないかもしれない。
綿レースも幼い印象のレースが使用されている。
くみゃ系など、ポップな柄物とコーディネートするのにぴったり。

こちらもカーディガンやボレロと合わせてもそこまでモコモコしないところが良い。
昔はお袖が取り外しできるタイプも出ていた。
また、自分で結ばねばならないリボンが少ないため、非常に着やすい。

最近のものは手首に作り付けのサテンリボンがついていて、その装飾の是非は好みによると思う。

胸元のディテール
手首のディテール


ハートハートブラウス

おすすめ度 持ってない
筆者好き度 持ってない
袖取り外し→可
レース→綿レース


ハートの柄の綿レースがふんだんに使われているブラウス。
ずっと人気商品。
こちらも、すこし幼くポップな印象だけれども、襟は小さめで、その分胸元のフリルが豪華である。
大人っぽい顔立ちだけれども、可愛いポップなコーデがしたいよという方はこちらを選ぶと良いのかもしれない。


フリルフリルブラウス

オフ白
後ろ姿 フリルが豪華

おすすめ度★★★
筆者好き度★★★
袖取り外し→可
レース→トーションレース

レギュラーメンバーの中では最もゴージャスなブラウス。
洗濯するとトーションレースとフリルをひたすら伸ばさなければならない。
作業する時間が愛しくもあり辛くもあり。

出来るだけ肌を露出したくない、クラシカルでゴージャスなコーディネートがしたい、というときに活躍する。
アンティークドールのようなブラウス。
こちらも、裾がフリルになっているので、裾を出してスカートとコーディネートするのもおすすめ。
また、襟がゴージャスなので、同じJSKでも丸襟のブラウスとはまた違った雰囲気のコーディネートになる。
姫袖後ろシャーリングブラウスと同じく、手首のはしごレースに通したリボンをしぼって、バルーン袖にして着ることも可能。
こちらもお袖を他のものに付け替えて楽しめる。

1着目におすすめはしないものの、絶対にこのブラウスでなければならない!という魅力がある。
2着目に、ロリィタの魅力にずぶずぶとはまってしまった人におすすめ。
生成を買ってアンティークな雰囲気をさらに楽しむのもよし。


ラバリエールブラウス

生成
後ろ姿
小さなレースが施されている

おすすめ度★★★★
筆者好き度★★
袖取り外し→不可
レース→トーションレース

こちらは立襟、かつ、リボンタイが付属しているブラウスである。
すっきりクラシカルな印象にしたいとき、また、王子コーデ、ゴシック風なコーデなどマニッシュな雰囲気にしたいときに活躍する。

リボンタイを外すとすっきりした印象

全体的に真っ直ぐのラインですっきりしている。
けれど、ヨーク部分のレース遣いがとても豪華。
カフス部分が長くて、レースの装飾があり可愛い。これにやられる人は多いと思われる。

私は立襟があまり好みではないため、活躍頻度は少ないものの、その辺は好みだと思う。
半袖ワンピースの下にブラウスを着たいけれども、ワンピースの襟周りの装飾を隠したくない、などというときにも便利。
かつ、上にカーディガンなども着やすい。
フリルも少ないのでお手入れも楽。
こういった点からなにかと優秀なブラウス。

立襟が好きな方にとっては第一候補になるかもしれないが、最近あまり見かけない。

リボンタイ、もう少し長ければ結びやすいのだけれども
手首のディテール
長いカフスが素敵


よもやま話


綿のブラウスは、アイロンなどのお手入れがめんどくさいため最近は敬遠されがちだが、
私はほとんどもうアイロンをかけない。
不得手だし、ぴっちりアイロンをかけていても、どうせ着ていたらくしゃくしゃになっていくからあまり気にしないことにしている。

基本的にはブラウスは着たその日に中性洗剤で手洗いし、首元や手首など、汗や皮脂が直接付く部分は固形石鹸でこすり洗いをする。
出来るだけはやく洗って汗と皮脂を落としてやると、その後の黄ばみを防ぐことが出来、長く愛用できると思う。
一度黄ばんでしまうと、元に戻すのは結構大変である。

脱水は、野菜の水切り機を脱水機がわりに使っている。
脱水されすぎないのと手軽に使えるのがとても良い。
干すときに、レースやフリルを伸ばして干す。
特に、トーションレースは水で縮むので指でしっかり伸ばす。

ずぼらだからかもしれないが、こうしておけばほとんどアイロンしなくても私はあまり気にならない。
アイロンかけたい方もこうしておけばずいぶん楽なのではないだろうか。

(さすがに撮影するときはアイロンをかけた。
そうすると今まで気づかなかった汚れを何点か発見したので、たまには点検の意味も込めてきちんとかけてあげたほうがいいなと思った。)

ロリィタのブラウスは不思議なもので、ロリィタファッションにしか合わない。
JSKに普通のブランドのカットソーを合わせても、合うものは存在するのだけれど、ロリィタブランドのブラウスはロリィタしか無理な気がする。特に綿ブラウスは、、
その分、ロリィタらしい特別な必需品だと思う。

私自身、はじめて着た時は、なんて似合わないんだ…と自分でも驚いた。
こんなに似合わないブラウスが存在するのかと。
でも、基本は気合いと慣れで似合うようになる。

とはいえ、少しでもブラウス選びの参考になれば嬉しい。


以上、記す。
myau

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?