AWAKE

Youtubeを見てたらサバンナの高橋さんが将棋の動画を上げてらっしゃったので動画を開いたら、将棋の映画が紹介されてまして。
「AWAKE」というタイトルで12月25日に公開されるそうで。

https://www.youtube.com/watch?v=r8HcWfZ9ziQ

映画の題名になってる「AWAKE」は将棋AIの名前で、「将棋電王戦FINAL」という将棋のプロ棋士vs将棋AIの団体戦で大将として出てきた、当時最強の将棋AI。

そのAWAKEと対局した阿久津主税当時八段の選んだ作戦が、かなり物議をかもした。

今までプロ棋士として培った物で勝負をするのか、対AIに特化した戦略(対人間では使わない戦略)で勝負するのか、みたいな話で実戦では阿久津先生は後者を使い、勝ちを優先した。

そんで「プロとは?」みたいな議論になったんだけど、対AIに特化した戦略ってホントにAIにしか使う事がないもので、言っちゃいえばめっちゃ冷める作戦だったの。
プロってお客さんに楽しんでもらわないと成り立たない世界なんだから、そんな冷める作戦やんなよ派の人と、いや勝負の世界がプロ棋士の世界なんだから、勝ちに徹してこそプロだってのが2大派閥だったと思う。

プロの仕事って勝負に勝つ事と普及ってのが大きくあって、個人的に思う事はあれど、どっちの意見も正しいと思う。視点の違いだけで。

そういう物議があった数年後に監督が熱量をもって作品にしてくれたわけで、一つの「プロ」というものの答えが見れるんじゃないかなっていうのと、エンタメ的に大事なのって結末に向かうまでの当事者の心境の揺らぎだから、そこがどう描かれているのかは本当に楽しみ。

ご時世的にあれだけど、観に行けたら良いな。

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