みゃる小説 「禁忌」


6月11日 雨

今日私は

息子を一人の男性として見ている事に気が付きました

息子のカラダを求める私の昂りは日を増す事に大きくなっていく

何気ない仕草や服の隙間から見える胸板に興奮が止まらない


───このまま普通の親子の関係で
いられたら良かったのに───


そう望む私は息子を想う私にいとも容易くかき消された


もう以前の私には戻れないから

だから今日


息子を犯します


息子への想いを蔑ろにしたくないから


私の決意を息子にぶつけます


父としての誇りにかけて。

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