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葛藤と小さな約束

なかなかレポートが終わらない.

レポートって書きだしたらかなり進められるけど、書きだすまでが大変だと思う.トピックは自分が好きな方向にガイドすればやる気スイッチは入るから、頑張れ自分.

レポートを書くたびに思う

もっと日本を研究対象にしたいなぁ、と

やっぱりイギリスの大学でやってるからには社会学のリーディングもイギリス中心のものになるし、取り上げられる例もイギリス社会を反映させている例が中心だ.

留学前は日本を離れるのがうれしくて、ただひたすら今までとは全く異なった地で勉強することにあこがれていて、英語圏が大好きで毎回毎回新しい英国をコンテクストにしたトピックにワクワクしていた

けれども、最近ものすごく思う.

歴史的バックグラウンド、英国の社会にシンボル的にインプットされている事象(例:階級によってスーパーを使い分ける、アクセントが違うなど)を暗黙の了解にしてその上に書かれている研究レポートにどうしても第一人者的視点で読めないことに気付いている自分がいるなぁと.

久しぶりにジャポニスムについて勉強した時に心躍る自分がいた.シンプルに日本というステップがあるからこそ印象派、象徴主義などを間近に感じることができて知識欲が沸いた.


もちろん、社会学でもセオリー自体は面白いし、自発的にいろいろな論文を読んでいるのだが、エッセイの構想になった時に手が止まる自分がいる.

そして、日本の事象をふと、調べてしまう自分がいる.階級がどう人のアイデンティティに形成を与えるか論じるよりも、スクールカーストがどう人のアイデンティティに影響を与えるのかについて論じたい.

階級は英国社会にとって最も重要なトピックである.現に大学も二週間かけてこれをカバーした.さらに社会学の講義を三つ取っているのだが、三つともこれをカバーしていた.

スクールカースト、サブカルについては全く講義がない.

インターナショナル生を集めるのであれば、こういうカリキュラム自体の見直しの要求も大学にしてもいいのではないか.そう思う.

現にTimes Higher Educationでは、英米の大学が英米以外の学生を集めているのにも関わらず、インターナショナル生のアカデミック文化を一切加味しないカリキュラムが問題に挙げられている.

それもあって、院を選ぶ際は自由度の高い院を選ぼうと思う.もっともっと論文を読んで知見を広げ、何を研究したいのか見定めよう.


……まずはモジュールリーダーに打診してみるか.

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