「サイドFIRE」を目指す40代独女の、のほほん節約術
毎月4〜5万円の貯蓄は多い?少ない?
生活費をひとつの口座で集約したので、毎月の収支が把握しやすくなった。
給与から家賃と生活費、投資の毎月約5万円を差し引いて、残りを貯蓄にまわす。
・・・あれ、思ったより毎月の貯蓄額が少ないような気がする。
だいたい月4〜5万円。
今まで貯金していた分から投資に回しているのだから、以前より貯金額が減るのはわかるけれど、貯蓄額として多いのか少ないのかがわからない。
毎月の給与で貯金がこの額は妥当なのか?今の生活費にムダはないのか?
お金の整理ブーム真っ只中の私は、次のステップとして毎月の生活費の管理にやっと乗り出した。
ズボラの味方!家計簿アプリ「マネーフォワード」
自慢じゃないが、今まで家計簿をつけたことがない。なんならお小遣い帳もつけたことがない。
ざっくり感覚で管理して、通帳の記帳で貯蓄額が増えていればOK。3桁貯まったら定期預金に入れて動かさない。というハイパー丼勘定。
そんな私が今更、家計簿をつけるのはムリだろう。
なんかいい方法ないかな・・・と友人に相談したら教えてくれたのが日経womanのお金特集で毎度毎度紹介されている家計簿アプリ「マネーフォワード」。「無料プランでもけっこう使えるから、まずは試してみなよ〜」と友人。コロナ禍で時間が有り余っていた私はさっそく試してみた。
なんじゃこりゃー!
現金支出はレシートをスキャンするだけでOK。クレカ払いは連携すれば自動で反映される。なんてラクなの!!!
しかも、科目を設定すれば、収入に対しての支出の割合も円グラフで一目で把握できる。
めちゃくちゃラク。そして、楽しい。
食費が月6〜8万円は多い?少ない?
支出グラフで、まず気になったのは、家賃と2大筆頭に上がった食費。
もともと食べることが好きで、ストレスがあると食べてしまう性格のため、食費が高いと覚悟はしていた。でも、8万てどうなの?時はコロナ禍、友人との外食もできない時期なのに、8万円ってどうなのー?
日経womanの家計簿公開を見ていると、4人家族で食費月4万円とか書いてるし、一人暮らしの人も4〜6万円が平均的。しかも6万円の人は飲んだり交際費がプラスされてのこと。
さっそく振り返ってみると3つのやらかしポイントが浮かび上がった。
インスタを見て自炊気分を盛り上げていたため、おしゃれ食材やオーガニック食材を買うことで満たされていた
ネトフリで韓流ドラマにどハマりしていたため、新大久保やネットで韓国食材を買い、テイクアウトもしまくっていた
自炊に飽きてしまうと発作的にテイクアウトをして結局外食してるのと同じかそれ以上支払っている日がある
ストレスの多い時期だったから、大目に見てあげたい気持ちもあるけれど、人間、贅沢になれると生活の質を下げれなくなって苦労するから、少しは戒めねば。しかも今まで自炊をしていなかったので大量に買い込んで食べきれないことも多く、ゴミ出しの日に猛省していた。
まずはこの食費を2万円下げてみよう。ただし、節約しすぎると絶対にストレス爆発するから、楽しく、むりなく。
食材はまとめ買い
コロナの頃は、近所の商店街くらいしかいく場所がないのもあって食材を買いすぎていた気がする。まずは食材の買い出しは週末土曜と決めた。
理由は最寄りのスーパーが土曜に楽天ポイント2倍になるから。
しかも、一度で持てる荷物の量に限界があるので、まとめ買いでも自然と制限できるようになった。
まとめ買いしたら冷凍&半調理保存
いろんな料理を作りたいと思うと材料がいろいろ必要。で使いきれずに傷めてしまう。または、作り置きおかずを作っても同じおかずは飽きてストレスがたまる。自分はそんな性質なのだと受け入れて、食材はいろいろ購入してヨシとした。で、保存の仕方を変えた。
・肉や魚は1食で使う分ごとに小分けにしてすぐに冷凍保存
・野菜もカットして保存袋で半分は冷凍&1週間分は冷蔵保存
・作り置きはやめて、ゆで鶏、ゆで野菜などアレンジしやすい半調理に
こうすれば、その時々に食べたいものを作れて飽きないし、食品ロスも減る。先に小分けにしておくので作りすぎることもない。
食事のカロリー・栄養素を計算をする
健康診断で高脂質症の傾向ありと注意を受けたため、脂質の高い食材や調理法を避けようと調べてみると・・・普段食べている外食の脂質さらには糖質の高さにビックリ。え?食べ続けたら病気になるんじゃないかと不安に。
しばらく続けるうちに、外食がすべて「脂肪爆弾」に見えてしまい、食べるのが怖くなって外食、テイクアウトが激減した。
かわりに鉄分、亜鉛、ビタミンEなど自分に足りない食材を摂取すべく自炊に励むことに。
結果、チートデーだけは好きなものを食べるが、基本は自炊の習慣がつき、食費は4万5000円〜6万円で収まるようになった。
もっと節約できる人もいるけれど、私は食べるの大好き人間なので過度な節約は続かない。だから、ここがちょうどいい目安なのだと納得できた。
月1〜2万円貯金を増やすために
遠い昔、「Olive」って雑誌で小沢健二さんが連載していて、「お小遣いは少ないほうが・・・」という回があった。お小遣いは少ないほうが、工夫して本当に欲しいものを手に入れて大切にできる、という話。お小遣い少なめだった高校生の私は、オザケンもなんだ!と嬉しくてしょうがなかった。そして、今でもこの言葉をときどき思い出す。
当時、オザケンはまだ20代。その若さでこんなこと書けてたとは・・・。
というわけでそのほか、むだ遣いになっていた項目はというと
格安スマホに変えて−4000円
気になったのが通信費。ずっと気になっていた格安スマホに変えてみた。auからUQモバイルに。そして、会社や自宅以外で作業することも増えるのでポケットWiFiをセットにした。
今だにこれが正解かはわからないけど、1万2000円くらいだったのが8000円弱になってー4000円なのは嬉しい。しかもデザリングしないでどこでもPC作業をできるのが、憧れのノマドワーカーに近づいているようで嬉しくなった。節約だけでなくQOLも上がった気がする。
娯楽費は定期的に見直して最適値に
コロナ禍で突如、韓流ドラマとKPOPにどハマりし、ネトフリとYouTube中毒になった。楽しすぎるネトフリ月780円は必要経費として計上。これはお値段以上に幸せをくれたので大大大満足。これまで何度も見直したい作品はDVDを購入していたが、見たい作品が目白押しすぎてDVDで見直すこともなくなった。
さらにジムが閉鎖して、ヨガやエクササイズはYouTube番組で再開。こちらはジム代8000円が0円に。もともとそんなに通っていなかったので、むだ遣いを減らすいいきっかけに。
そして書籍代。今までは、本は教養だからとすぐにAmazonで購入していた。月10冊くらいは買っていた気がするが、家の片付けをするうちに、買って満足して読んでいない本が多いことに気がついた。一方で、何度も何度も読み返す本の傾向もなんとなくわかってきた。
ものを増やしたくない、捨てたくないという気持ちもあり、いろいろ試して落ち着いたのは・・・
ビジネス書など、一度読んでおきたいレベルの本は図書館で借りる
繰り返し読み確実な本はネットで買う(楽天ブックスでポイントUP)
ちょっと気になる本は書店で確認してから買う(地元商店に貢献!)
雑誌は楽天マガジンで読む(月額572円)1冊買うより安い
話題の本など、今読みたい!モーレツに読みたい!という本は買うけれど、ちょっと興味ある〜程度の本は買わない。そう決めた。
ついでに図書館に行くと、本屋さんにはない、味わい深い本が見つかって、結構楽しい。
節約は自分の”幸せ”を見直す方法
これまで、節約とは、1円でも安いスーパーを探し回り、風呂のお湯を洗濯と植木の水やり使い切り、買いたいものを我慢すること、のようなイメージだったが、やっていくうちに意識が変わった。
気持ちいい。
ムダなものを減らし、すっきりキレイになるようで気持ちがいいのだ。
「忙しいからしょうがない」「働いてるから許されるはず」と垂れ流しにしてきた出費は、ホコリのたまった部屋や体についた贅肉みたいなもので。大掃除とかダイエットみたいに、やるまでは面倒でやらなくても生きていけるけど、やってみたら絶対今よりいい自分や暮らしを実現できる。そういうものなんだと気がついた。
そして、ビンボたらしいことじゃなくて、むしろ自分の幸せに集中できて、心も暮らしも豊かになるものなんだと実感。
マネーフォワードを使えば、管理もラクでゲームみたいにできるし、
何度も言うけど、四十路になったらいきなり人格が変わったりはしないので、「自分がムリなく続けられる落としどころ」を見定めるのも大事だと思う。
そんなこんなで、私の家計簿は、何もない平凡な月で
食費 ー2万
通信費 ー4000円
娯楽費 何もない月はトントン
となり、貯金額が月1〜2万円アップしたのでした。