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子猫2匹、生後半年間でかかった医療費まとめ

ピノグリは2020年11月5日生後半年を迎えました!
その間、ワクチンや去勢手術も含めて何度か通院し、動物病院の先生やスタッフさんと顔見知りになる程度にお世話になったので、このポストを書いてみることにしました。

ちなみに、今年2020年は、外出が制限されて家にいる時間が長くなったため、動物を家に迎える人が増えた一方、いちど迎えたものの動物との生活が想像以上に大変で、また手放す人も増えたそうです。

正直、一度迎えた動物を「手放す」という選択肢が出てくることがまずビックリですし、怒りしかわきませんが、様々なメディアやSNSでかわいい動物の姿だけしかみていないと、お世話の大変さを理解できないまま迎え入れる人が少なくないのでしょうか。

ということで、今回は少しまじめなテーマとして、ピノグリを迎え入れてから半年間でかかった医療費をまとめてみました。
ネコをお迎えする判断の一助になれば幸いです。

病院待合室でのピノちゃん

生後半年になるまでの医療費

ずばり……

ピノグリ2匹あわせて、133,430円でした。

それなりの金額は覚悟していましたが、10万円を超えてくるとしびれますね笑
内訳は下記の通りです。Google Spread Sheetで作成したのですが、noteって表が貼れないんですね~ということで、画像で貼っています。

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コンスタントに毎月お世話になりました笑

子猫は免疫力の空白期間がある

同じく保護猫出身の実家のネコは、生後2か月過ぎ頃にお迎えしてからは毎年のワクチン以外に病院にかかったことがない強靭なタイプでした。それもあって、ピノグリの体調不良は最初戸惑いましたが、母猫からきちんと母乳をもらえていない猫は免疫力が低く、猫風邪などに罹りやすくなると言われているようです。

また、母乳をもらえていたとしても、抗体が切れてくる生後1ヶ月〜3ヶ月は空白期間(下記グラフ参照・ロイヤルカナンwebsiteよりお借りしてます)となるため、子猫は複数回のワクチン接種が推奨されています。
ピノグリは、2回ワクチンを接種しました。

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表内にも記載した通り、ワクチンと去勢手術は必ずかかる費用で、その合計は87,340円でした。
体調不良がなくても、それなりの金額がかかることは覚悟してからお迎えしたほうが良いと思います。

手術の費用や自治体の補助も要チェック

東京23区内でも、自治体によってバラツキがあるようですが、去勢・不妊手術に数千円の補助金を出してくれるところもあるようです。残念ながらピノグリの住む区には野良猫用の補助金しかありませんでしたが、一度お住まいの自治体の制度を調べてみることをオススメします!
また、動物病院によっても手術費用は異なります。ピノグリは手術に加えかなり精緻な血液検査もおこなったのでお値段が張りましたが、必要な検査などは先生とご相談されてくださいね。
ピノグリは保護猫出身ということもあり、血液検査で異常がないことがわかり、安心につながったのでやってよかったと思っています!

ペット保険について

ピノグリは楽天ペット保険・通院付50%プランに加入しています。手術や通院でかかった費用の50%を負担する、という契約です。
ワクチンの接種およびワクチンにより防げる病気や検査、去勢手術などには保険が適用されませんが、表最下段のピノちゃん胃炎は保険が適用され半額が返ってきました。

ただ、ペット保険については色々と検討の余地ありだな~と思っています。万が一、大きな病気になってしまったとしても、金銭的な観点からも選択肢が増えるメリットもある一方、1年更新の掛捨保険のため、高齢になるにつれ保険料はどんどん高くなるというデメリットもあります。
今は0歳なので、保険料は1,860円/月*2匹=計3,720円/月ですが、年間保険料で換算すると胃炎処置代は余裕でまかなえるくらいの金額になってしまいます。そして、この保険料が年々上がっていく……まあ、保険なんて使わないくらい健康なのが一番なのですが😅笑

友人から教えてもらったアニコムペット保険の契約者サービスで、年に1度腸内フローラを測定するキットがついてくるというものがありました。
オンラインショップで買うと8,800円するようなので、年に1度これが使えるだけでもなんだか元を取った気がするかも!?と考えてみたり…なので来年以降も楽天ペット保険を継続するかは未定です。

ちなみに保険の契約にあたっては、人間と同じく責任開始日などがありますので、乗換える場合は保険期間の空白ができないよう逆算して契約+解約するよう、要注意です!

猫によくある病気

病気のリスクが高まる高齢期を見据えて、若いうちから腎臓ケアや尿路結石対策なども行っていくことにしました。特にオスに多いとされるFLUTDは去勢手術も終えた冬、ということで要注意のようです。

冬場は飲水量が少なくなるらしいので、ウェットフードの量や、お水の量などは注視したいと思います。おやつはほとんどあげていないので、良質なたんぱく質を多く含んだ総合栄養食を元気に食べてもらおうと思っています。

お水も、ご飯も大好きな子たちで本当にお利口です♡

健康で楽しいネコ暮らしのために

最近、直視するのも辛い動物に関するニュースが後を絶ちません。せっかく健康に関することを書いたので説教ぽくて恐縮ですが、最後に「5つの自由」と「終生飼養」について少しだけ。
5つの自由とは、1960年代の英国で最初に提唱された動物に関する考え方で愛玩動物だけではなく家畜などすべての動物に当てはまる基本的な考え方として、世界中で認められています。動物と暮らす人間はこの自由を動物に保証する義務と責任があります。

5つの自由
1. 飢えと渇きからの自由
2. 不快からの自由
3. 痛み・傷害・病気からの自由
4. 恐怖や抑圧からの自由
5. 正常な行動を表現する自由

環境省自然環境局動物愛護パンフレット

そして、終生飼養、一度お迎えしたらその動物が5つの自由を謳歌して天寿を全うするまでずっと面倒を見る。動物をお迎えする時の基本として、広く浸透してほしいと願ってやみません。

私自身、猫の生態についてはまだまだ勉強中ですし、ピノグリにとっての幸せってなんだろう?と自問自答する日々ですが、5つの自由をめいっぱい謳歌して、人間大好きな猫として、楽しく生きていってほしいと思っています。

また、だいぶ長くなってしまいました……💦

ネコが好きな皆さんが、それぞれの楽しいネコ暮らしを満喫できますように!

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まとめると、ネコ暮らしにはそれなりのお金がかかるけど、彼らからもらえる幸せはお値段以上なのです🐾

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