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第75回放送後記

みなさん、こんにちは。
松戸市の公式ゆるキャラ「まつどさん」推しの千葉県民、石川です。
「ふなっしー」も嫌いではないのですが、本当は船橋より松戸が梨の名産なのです。
間違ったイメージを吹聴しているうちは、ふなっしーが公式キャラに昇進することは叶わないでしょう。
さて、なぜいきなり千葉県の話をしたのか、という声が聴こえてきそうですが、答えはアーカイブから。

【ダイジェスト】

⚪︎楽屋トーク(はじめ〜)
20度以下に身体が慣れていない話

⚪︎オープニングトーク (2分8秒〜)
千葉県大多喜町での企み

⚪︎情報アップデート (7分00秒〜)
・前国連事務総長がミャンマー国軍トップと会談 軍統治容認との批判も (朝日)
・ミャンマー 日本支援で建設の保健施設 “軍が攻撃”住民が非難 (NHK)
・ミャンマー 日本供与の船舶を武器輸送などに使用で抗議 外務省 (NHK)

⚪︎ヤンゴンカルタ、ビルマ語プチ講座 (13分58秒〜)
タナカーはミャンマーの伝統化粧品」

⚪︎テーマトーク「先鋭化する人々を後押しする日本と国際社会」
・ミャンマーの人々に先鋭化させている外国。
沈黙も一つの選択。 (19分00秒〜)
・日本人は標的になる可能性 (22分20秒〜)
・日本から見た在ミャンマー日本人界隈&日本からできること (26分16秒〜)

⚪︎エンディング (30分46秒〜)
プペルクラファンby新町さん、もうすぐ始動!

【おわりに】

最初のうち、ぼくのイヤフォンマイクの設定で、ゴソゴソした雑音が入っていて、すみませんでした。
画面が映らないことをいいことに、お菓子を食べていたわけでも、機嫌が悪くてずっと舌打ちしたわけでもありません。

それでは、ここで新町さんの放送後記を共有します。
https://note.com/tomoyaan/n/n0b1eff6b7278

今回は奥歯にものが詰まったような言い方になってしまったと、新町さんは反省されているようが、先鋭化した新町砲がぶっ放されてしまうと色々大変そうなので、これくらいオブラートに包んだ言い方で良いのではないか、と思います。

ただ、やはり、国際社会への失望感がミャンマーの人々を先鋭化させてしまっている、という現実に目を背けてはならない問題です。
そもそも都市部の爆発事件に関しては、軍の自作自演の可能性を含めて慎重に議論すべきですが、仮にごく一部の人が市民を巻き込む過激なやり方で軍への抗議を行ってているからと言って、民主政府批判や軍政容認に傾くのは短絡的だと思います。
暴力的な手段を選ばせてしまった責任の一端は、有効な手立てを示せない国際社会にもあるということを、日本政府や在ヤンゴンの日本人、そして私たち一人ひとりが自覚しなければならないと思います。

個人的には軍を直接的に利するような事業は例外として、官民問わず日本人がミャンマーに残って事業を継続していることは、非難すべきでないと考えています。
大使館ふくめ現地の日本政府関係の方々も、様々な制限や複雑な事情の中で、最大限ミャンマーのために貢献してくださっている人が大半のはずです。
そして、そのような心ある人たちは、自分が軍政府との間接的に繋がりを持ってしまう可能性があることや、そのせいで現地の人を傷つけてしまいかねないということを認識しています。
葛藤を抱えながらも自分にできることに取り組んでいるからこそ、ミャンマーの人にも信頼されるのだと思います。

一方で残念ながら、ミャンマーでいま起こっていることの是非や人々の心情を度外視し、「自分たちが儲かればそれで良い」という姿勢で事業を進めている日本人も、多いと聞きます。
「薄氷の上を歩いている/歩かせてもらっている」という自覚を持っていなければ、当然危機意識は薄くなり、事件・事故に巻き込まれる可能性は高くなってしまうでしょう。

しかし、これは現地駐在の日本人だけの問題だけではなく、日本政府や日本企業全体、そして日本全体の問題です。
お得意のうやむやモードで軍を利する(と少なくとも見える)事業を続けていれば、いつかミャンマーの人々の不満が爆発してしまう可能性は大いにあります。
ミャンマー在住の日本人が先鋭化したミャンマーの人の攻撃ターゲットとなってしまった場合、誰も責任を取れないような取り返しのつかないことになってしまうと懸念しています。

事実の有無にかかわらず、民主勢力に対する日本の風当たりは強くなるはずですし、長年培ってきた日本とミャンマーの市民レベルでの信頼関係は取り返しのつかないほど崩れてしまうかもしれません。
(すでに崩れつつあるかもしれませんが…)

ミャンマーの民主化と平和を促進するためにも、そして尊い命が奪われないためにも、これまでのあり方をゼロベースで見直す段階が訪れていると思います。
これまでにしてきた巨額の投資を考えると、なかなか思い切った判断はできないのかもしれませんが、意思決定の立場にある方には、「損して得を取る」という古人の教えをぜひ思い出してほしいです。
(本来あるべきではないことですが)仮に人権や人道という観点を抜きにして、日本政府や日本企業の「(直接的・短期的な)国益」だけを考えても、このままのやり方ではまずいと内心では思っている関係者が大半ではないでしょうか。
ミャンマーでいま何が起きているのか、ミャンマーの人々はいま何を求めているのか、多くのミャンマー関係者が前提認識を共有する必要があるはずです。
そして、ミャンマーに住む日本の方々には、現地の人たちと是非真摯に向き合い、彼らの心の声に耳を傾けてもらいたいです。
「あのとき、こうしていれば…」
そんな声が出た時には、もう何もかもが手遅れなのです…

最後は怪談話みたいな締めになり、すみません。
季節はずれの暑さが続きそうな5月、ひんやりする話をお届けしました。

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