第53回放送後記
皆さん、こんにちは！
先日、蚊（たぶん）に指を刺され、「お主、生きておったか…」と生まれて初めて口にした石川です。
ちなみに品川のミャンマー大使館前は、やたらと藪蚊が多いです。夏休みは、しばしば大使館前でデモに参加していたのですが、あまりにも刺されるので、軍側の人間が蚊を送り込んでいるのではないかと本気で疑ってしまいました…
さて、指も痛がゆいことですし、本題に入ってしまいましょう！
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【ダイジェスト】
⚪︎楽屋トーク（1分14秒〜2分45秒）
蚊に刺されてもかゆくならない新町さんの体質
↑嫉妬するほど、羨ましいです…どうせなら、「蚊に刺されない」体質の方が羨ましい気もしますが、蚊にもきちんと養分を摂取させてあげるところが、新町さんの優しさなのかもしれません。
⚪︎オープニングトーク（2分45秒〜7分23秒）
・11/22は新町さん夫妻の結婚記念日
・ミャンマー大使館での婚姻届提出
↑この辺りの話は、ドラマがありそうなので、いつかメインテーマで話していただきたいものです！
⚪︎情報アップデート3選（7分23秒〜15分32秒）
・久保田徹さん解放
・ヤンゴン市内の様子の社説
・東部カレン州パープン市の軍基地をカレン民族解放軍KNLAが襲撃
※米国副大統領とASEANとの接触にも注目
⚪︎ヤンゴンかるた、ビルマ語プチ講座（15分32秒〜18分30秒）
「ラペイエはミャンマーの甘い甘いミルクティー」
・လက်ဖက်ရည်（ラペイエ）の特徴・語源
・お茶の葉サラダをビルマ語で？
⚪︎テーマトーク 「軍と国民の貢献度」（18分30秒〜27分50秒）
・「そもそも」「大前提」が大切（18分30秒〜）
・久保田さんら政治犯の釈放は軍の貢献なのか？（20分2秒〜）
・都市部治安の悪化の背景（22分16秒〜）
・ロシア・ウクライナ問題との比較（23分06秒〜）
・石川感想、新町さんのまとめ（24分40秒〜）
⚪︎エンディング（27分50秒〜最後まで）
・お知らせ、一周年を振り返って
【54回まとめ】
ラヂオ開局から1周年ということで、記念にふさわしい総括的なテーマでできたのではないかと思っています。
「国軍だけが母、国軍だけが父」という言葉が示すように、軍は国民の庇護者を自称し、常に多民族国家ミャンマーを武力で中央集権的に統治することの正当性を強調していました。
でも、そもそも、これまでのミャンマー国内の混乱、そしていまのミャンマーの惨状を作り上げているのは、誰なのでしょうか。
この「前提条件」抜きで今のミャンマー情勢を語ることはできないはずです。
自分たちが不当に拘束した無実の罪の人びとを一部解放したからと言って、軍が国に貢献しているとは言えず、軍が信頼できる集団であることの証拠にもなりません。
NUGの政策に対する建設的な批判や、スーチー政権の課題を見直すことは、いうまでもなく、ミャンマーの未来を考えるために欠かせない大切な視点です。
でも、こうした民主化までのプロセスが抱える課題だけを切り取って、「NUGは◯◯だから、軍の統治がなければならない」「アウンサンスーチー氏は◯◯だったから、拘束されても仕方ない」という見方が出てきてしまうことは、とても悲しいことであり、自由や民主主義を求めて立ち向かっているミャンマーの人々に対する冒涜だと思っています。
市民の武装化を支持する・支持しないは別にして、武器を持たざるを得なくなってしまった人びとの背景やこれまでの文脈を汲み取ることなく、「民主過激派（だけ）のせいでミャンマーの治安が崩壊している」と話すことは、不審者に追いかけられて逃げている人に対して、「あいつは昔テストの点が悪かったから、追いかけられても仕方ない！」「信号無視という法律違反を犯しているから、あいつを捕まえろ！」と言っているのと同じくらい的外れな議論になってしまうのではないでしょうか。叩きやすい相手を叩いて、根本的な要因から目を背けているままでは、何も進まないと思います。
ミャンマーの未来のために貢献しようとしている主体が誰なのか、冷静に判断した上で、その人たちのために熱い心で動き続けられるような存在に、少しでも近づきたいなぁと思いました。
【最後に】
さて、前回放送で、ラヂオも一周年を迎えました。（記念日だったので、とびきりのオシャレをして配信に臨みました⁉︎）
新町さんも、一周年記念を終えてnoteを更新されました！
https://note.com/tomoyaan/n/n18d9432e665f
何が何だかよく分からないまま始めたこの配信でしたが、初めは色々苦労しました。たとえば、僕は普段、人の話を聞く際に、声を出さず頷きとアイコンタクトだけで、相槌を打ってしまう癖があるのですが（前世は赤ベコだったのかもしれません）、音声配信のクラブハウスだとその相槌ではダメなんです。
この癖を改善するため、普段から相手の話した内容に対するリアクションを大きくするよう心がけた結果、お友達が30人増えました…みたいな展開は、残念ながら特にないです。
まだまだ、せっかく新町さんが話してくださった奥様との感動のオープニングトークの後、「記念日おめでとうございます」と淡白な返答しかとっさに思いつかなかった弱輩者ですが、無事2年目もヤンゴン放送局との契約更新が決まりましたので、頑張っていきたいと思います。
最後になりましたが、一年間続けてこられたのは、温かな耳で聴いてくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
僕も、通学中に早口言葉を唱えたり、クールな声になれるよう次元大介のモノマネを練習したりと、良いラヂオパーソナリティになれるよう精進するはずですので、ぜひこれからも応援していただければ幸いです。
新しい企画案も、何かありましたら、ぜひ石川までご提案ください。（例: ミャンマーっぽいラヂオ体操、ミャンマー料理食レポ、番組オリヂナルマスコットキャラクター「ほーだい君」…。）
新町プロデューサーのGOサインが出れば何でも検討しますので、お楽しみに！
それでは、また来週の配信でお会いしましょう。
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ヤンゴンカルタサイト: https://yangonkaruta.jimdofree.com/shop/
オープニンテーマソング
えばイーア『A song for you』
https://m.youtube.com/watch?v=qr0Z4i5LI4Y&feature=youtu.be
エンディングテーマソング
えばイーア『帰り道』
https://youtu.be/GJLH1rL9scg
新町さんのSNSや記事情報
Twitter：@tomoyangon
Instagram：tomoyangon
note：https://note.com/tomoyaan/
ワールドボイス連載記事: https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/shimmachi/
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