RUI

ミャンマーでの瞑想体験を記録しています。ピアノを弾く人。

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最近の記事

はじめてのミャンマー

 ミャンマーに行ったのは冬、乾季だったので、30度を超えて暑いけれど日本の夏よりは過ごしやすい気がした。朝は(3時半とか4時とか)寒いくらい。  観光では運転手の方一名、ガイドの方一名が私たち二人を案内してくれた。ガイドの方は控え目で丁寧な感じの男性で(玉木宏似だった、というとほぼ全員から否定された)時間をきっちり守る。とにかく遅刻がデフォルトになっているA氏はこれだけで感動したくらいだ。  二日目くらいにガイドの方が、「観光が終わったらおひとりだけミャンマーに残ると聞いてい

    • ミャンマーへの準備

       ミャンマーで三か月瞑想する予定だったのが、前回書いたような思わぬ妨げによって一か月に短縮になってしまった。後で思ったことではあるが、ただ長い期間瞑想していればいいものでもなく、時間を区切って行った方が集中がよい場合もある。実際、チャンミ瞑想センターにいた外国人の中には何年も滞在している人がいたけれど、サヤドー(長老)の法話の翻訳をしていたり、掃除ばかりしていたり、皆に配るお菓子の買い出しにしょっちゅう出かけてみたり、人数はいるはずなのに瞑想ホールには人が少ない状態になってい

      • 瞑想を妨げるもの

         仕事を辞め、瞑想センターと同じような生活リズムで一日を過ごして身体を慣らしておきたい、と思っていた。朝は3時半に起床。午前中に二食。午後は飲み物だけにする。午後食事を摂らないというのは、瞑想センターでは守るべき八戒に含まれているので、それに備えておくために行っていた(その時には八戒の詳しい中身まではよく知らなかった)。  ここで八戒とはどんなものかを挙げておこう。  一.生き物を殺さないという戒を守ります。  二.与えられていないものを取らないという戒を守ります。  三.

        • 何故瞑想するのか

           何故瞑想するのか、を書こうと思って少し考えてみたのだけれど、自分が何故瞑想するに至ったかという物語について自分自身があまり興味がない。だいたい瞑想しようと思った理由は極々簡単で、面白そうだからというそれだけだったと言ってもよく、それ以上の理由はない。以上、終わりです。  ・・・というのも残念なので何故面白そうだと思ったのかを書いてみる。  まずは良識ある皆様が眉をひそめそうなことから書いてみよう。それはオウム真理教について。森達也監督の「A」「A2」という映画はオウム真

        はじめてのミャンマー

          チャンミ瞑想センター

           ミャンマーではお寺は大きく三種類に分かれている。一つは町や村のあちこちにあってお坊さんたちが居住しているお寺。二つ目は学問寺。これは文字通りお坊さんたちが勉強するためのお寺。そして三つ目が瞑想寺。  瞑想センター、という名称はお寺なのにセンターとは?と何となく違和感を抱くかもしれないけれど、ミャンマー語では「イェタ」、日本語に訳すると「庵」の意味に近いようだ。ミャンマーには幾つか有名な瞑想センターがあって、ヤンゴンやヤンゴン近郊にあるもの、都市部からはかなり離れた森林にある

          チャンミ瞑想センター

          巡礼の年~ミャンマー瞑想記録~

          はじめに  ミャンマーには三度行っている。はじめの二回は瞑想しに、最後は巡礼の旅をしに。  三度ともいわゆる「民主化」する以前のことだから今となっては昔の話になってしまった。その頃のミャンマーは軍事政権ではあったもののそれなりに安定しており、「瞑想ビザ」なるものが取得できた。今はもうないのかもしれない。ミャンマーのビザ情報はすぐに変化するので今のことはよく知らない。それでも最近までミャンマーで出家していた人を知っている。ただその方ももう亡くなってしまった。  ミャンマーの

          巡礼の年~ミャンマー瞑想記録~