障害者手帳
ズームでパソコンを開けたついでに、久しぶりにnoteをのぞいてみました。ずーっと記事を書いていないのに、恥ずかしい駄文の過去記事に「すき」をつけてくださった方もいて、なんだか申し訳ないです。
私がフォローさせていただいている方の記事もいくつか拝読しました。その中で「障害者が手帳で得をするのはおかしい」という記事がありました。
社会の中で、タブーと言われるものがあって、そこに意見をすると、反対意見ではなくても炎上するというお題があります。”絡まれるテーマ”と言ったほうがいいかもしれません。
障害者や障害者手帳もその一つだと思います。だから、他の障害者手帳を持っておられる方につていは、どういう経緯で取得されたかなど、事情も分かりかねるので、一切ノーコメントです。
その上で、私の身近にいる障害者手帳を持っている義母について少し書きます。
後期高齢者の義母は障害者(心臓が悪い)で、後期高齢者の1割負担もタダになってしまい、医療費を1円も払いません。去年、股関節の手術をしましたが、手術代もタダ。
医者も心得ているようで、患者の懐が痛まないことを見越しているのでしょうね。高齢の老婆にどれだけ検査をし、どれだけ薬を処方するのかと思うくらいです。義母も義母で、湿布はもらい放題だし、医療用のサポーターが無料になるからと、(厳密に言えば、立て替えたものがあとから戻ってくるのですが)、腰痛持ちの知人にプレゼントしていました。また、私には、返還されたお金で、「美味しい物を食べに行こう!」と言ってきました。社会保障費として若い人からお金が巻き上げられていることを知っていますから、もちろんお断りしました。義母は、薬も、目薬を含めたら1日20剤身体に放り込んでいます。
義母は得をしていると思っているようですが、部外者の私からすれば、老体が転がされて、レントゲン、CTを取り、医療の餌食になっているように見えてしまいます。それも十年以上やっているのでしょうから。
1割であっても、自分の懐が痛めば、このようなことは起こらないと思います。
引用させていただいた方のように、障害者手帳を持っておられる方にも、とまどいを感じられる方もおられるでしょうし、義母のようにガッツリ得をしようとして、医療の餌食になっている人もいるでしょう。
条件を満たしさえすれば、例えば医者の”裁量”(≓主観)で決まってしまうということがあったり、数字で無慈悲に線引きされるなど、「制度」には何かしらの不備が必ずあります。
福祉というのは、素晴しいことに思えますが、結局、お金や利権の話に繋がっていくように思います。利権が絡まない相互扶助のようなものがあればいいのですけどね。