擬カビについて意見。原型に勝てる擬人化はない説 【pixivからの転載】


 擬人化は非公式の要素を入れ、原型を改変している時点で、人を選ぶから「すべての点において原型に勝てる擬人化はない」と私は思う。

 例え原型よりも美しい擬人化や、余計な要素を入れず原型のイメージにできる限り忠実に描いた擬人化があったとしても、原型を多少改変していることに変わりはない。原型を改変するということは、元々原型にあった魅力を潰してしまう(すなわち改悪の)可能性がある。

 よって、その人外キャラが好きな人全員に受け入れられる擬人化を描くことは絶対にできない。

 『擬カビ』という、星のカービィ関連の擬人化専用タグがある。私は擬カビは嫌いではないし否定するつもりはない。だが、擬カビは「すべての点において原型に勝てる擬人化はない」説の特にわかりやすい一例だと私は思う。

 カービィなど多くのキャラクターは一頭身や二頭身が多いが、二次創作で擬人化される場合大抵は倍以上の背丈になる。

 カービィの魅力には、『小さいのに強いというギャップ』『シンプルで丸い』という一頭身だからこその要素もあるわけで、擬人化する際にどんなに原型のイメージを壊さないようにしても、どうしても頭身が高くなるし、原型にない要素(髪型、服装など)を追加しなければいけなくなる。

 ピクシブでイラスト投稿を始めた頃は、擬人化イラストが好きだった。描くことはあまりなかったが、他の人が投稿したものをよく見ていた。

 今も擬人化は嫌いではないが、擬人化を描くぐらいなら、原型を描いたり見たりする時間に割きたいと思っている。

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