紫雲天界

天界譚 それは、思考の炙り出し

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天界譚 それは、思考の炙り出し

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[詩]龍と月詠_風雅の響き

龍は風を追いかけながら 空に螺旋を描いて消え 消えたはずの月が いつのまにか僕の手のひらに 淡くひんやりとした光を乗せていた 月は詠み手で龍は風をつかむ でもその詩はいつも途中で途切れる 風が運ぶ言葉はどこかへ行く 行き先を知らないままただ漂って 静かな夜の空にひとつの穴を開ける 風雅はそこにある 姿を見せるのでもなく言葉になるでもなく ただ僕らの命の中に息を潜める それを知っているのはきっと龍だけだろう そして、 君も 龍ぞ舞ひて、月影を裂き、 雲の彼方へ、風雅を

    • 序章_天界譚_あなたは気づいているのだろうか?

      あなたは気づいているだろうか? なんとなく気づいているよね 目覚めの瞬間 目の前に広がる世界が 実は一つではないことを 心と体は交錯し幻想と現実が入り混じる その不思議な感覚 想像の翼 空を舞う鳥たちが何を見ているか あなたは知っているだろうか? 彼らは自由の象徴 私たちの魂の鏡 哲学の問いに答えを求め オカルトは秘密に触れ 宗教の迷路に吸い込まれSFの未来に思いを馳せる 不思議の中の旅 あなたは自分が見ているものが 本当に現実なの

    [詩]龍と月詠_風雅の響き