元小学校教員が語る「小学校の先生って正直どうなの?」 

こんにちは。
今日は元小学校教員の私がこれから小学校教員になろうと考えている方に向けて、小学校教員の実態をできるだけ書いてみたいと思います。
いくつかの記事に分けて書こうと思っているので、ぜひお付き合いください。

【日本の学校教育】
現在の日本の学校教育について、皆さんがどう思っているのかはわからないし、実際教育現場を見ていない人だとなかなか分からないと思います。ここからは完全に私の感想なので、反対意見もあると思いますが一意見としてみてください。
日本の教育現場って私が思うに『この教育・指導って本当に必要なの?』って思うことが多かったです。例えば、「みんなで足並み揃えて。早い人はゆっくりな人に合わせましょう!」みたいな。確かに集団の中で周りを見ながら生活していくことは社会に出てからも大切だと思う。けどそこまでする必要って果たしてあるのか、ずっと疑問でした。

他にも「髪色は黒(または暗い色)でなくてはならない。そんな子が学年にいると荒れる。」とか。皆さんはどう思いますか?その先生は主任クラスの先生だったからそういうのが当たり前だったのかもしれない。でも今は令和なのに、「まだそんなこと言ってるのか」って正直思っていました。世間でも教育でも 多様化 なんて言ってるのに、髪色くらいなんでも良くない?って。「表現の自由じゃないんですか?」って1年目の新任教師が言っても、もちろん嫌な顔をされるだけでした。
現場に出て改めて学校ってすごく閉鎖的なところだなって感じました。

【学校の子どもたち】
学校の子どもたちはもちろんとってもかわいかったです。私は大学生時代の教育実習先と勤めていた学校の子どもたちしか知りませんが、どちらの学校の子どもたちも可愛く、素直な子が多かったと思います。

私は1年目の頃、特別支援学級の4年生5人の担任をしていました。基本的には国語と算数の授業の時間に支援学級で授業をしたり、自立支援や通常学級の授業の時の学習支援をしていました。
大学で発達障害については一通り勉強していたし、特別支援学校にも実習に行っていたので大丈夫だろうと変な自信がありましたが、もちろんそんな知識や経験が簡単に通用するはずもなかったので一から勉強し直しました。

私が受け持っていた子は、軽度発達遅滞、ADHD、知的障害、ASD、場面緘黙、社会コミュニケーション障害を持っていました。授業に全く集中できない日がほとんどだし、学力もみんなバラバラなのでそれぞれ個別の課題をしてもらっていたので教えるのがとにかく大変でしたね。
それでも「どうしたら授業に集中してくれるのか」を常に考え、実践、反省する日々を過ごし、大変ながらもすごく充実していました。

これ以上書くとすごく長くなりそうなので、続きは次の記事で書こうと思います。


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