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あなたの汗は宝物


以前、何かのラジオ番組で野球選手のサインユニフォームの話しをしていた。

たしか、そういったお宝は、洗ってしまったりすると価値が下がってしまう、というようなことを言っていた。

それを思い出して、考える。

それってつまり、選手の汗が染み込んでいることに価値があるってこと??

と。

もちろん、直筆のサインが入っていることにも価値があるのだと思う。

でも、もし「選手の汗が染み込んでいる」という部分に価値が見出されていたら、
それはつまり、選手の汗にも価値があるんじゃないのか!?
と、思った。


ということは、だ。
もし選手の汗をゲットできたら、それにもお宝価格が付くのではないのか?

例えば、日本だけでなくアメリカでも大人気の、大谷さんの汗をゲットしてみよう。

まず、星の砂が入ってそうなサイズの小瓶を用意する。
試合中は邪魔になるから、暑い日の試合前のウォーミングアップ中とかがいいかもしれない。
狙うは額から顎にかけて流れる汗が、その顎先にゆっくりと玉をつくって、ぽたっと落ちるその瞬間だ。

サッと星の砂の瓶を差し出す。
逃さないように。
正確に。

おそらく素早い動きが求められるので、この日の為に小瓶を握ってシュッと前に突き出す動作の訓練が必要だと思われる。

シュッ
シュッ!

うん。イメージトレーニングは、良い感じだ。

そして、手に入れたらコルクで栓をして、瓶にサインをもらう。
あと、忘れちゃいけないのが、そのときに大谷さんとツーショット写真を撮ってもらうことだ。
もちろん小瓶を2人で持ってだ。
お互い人差し指と親指で、両側から上下に小瓶を挟む感じで。
そうしないと、誰かにサイン入りの小瓶を見せて自慢しても信じてもらえないだろうから。

大谷さん、笑顔だといいなぁ。



そんな話しを散歩中に彼に話してみた。
そしたら、彼が私を見て言った。


「(その考えが)気持ち悪い」



…小瓶じゃなくて、汗をぬぐったハンカチを手に入れるほうがよかっただろうか。



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