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好きなもの、好きなこと

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映画・本・コーヒーなど、好きなものについて綴ったエッセイ
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#田村健太郎

推しからの返信で生き返った話

映画好きで、インスタにレビューをあげたりもしているエンタメ好きな私には、好きな役者さんがたくさんいる。演技や顔、雰囲気が好きだと思ったら私はインタビュー記事やYouTubeなどを漁りまくる。すると「素敵だな…」と、ほとんどの場合、満足してして落ち着いてしまうのだけど、これからもずっと見続けていこうと決めている「推し」の俳優さんが数人だけいる。 今、私が最も推しているのが、俳優の田村健太郎さん。昨年のマイベスト映画「ほつれる」の絶妙な嫌さ加減の演技ですっかりハマってしまった。

映画『ほつれる』がAmazon Primeにあるので、魅力について語ってみる

昨年、私が観た映画52本を振り返ってみて、ダントツに印象に残っているのは加藤拓也監督の『ほつれる』。観ている最中、登場人物全員にドン引きしまくって、あまりに引きすぎて、映画を観ている間中、暗闇で薄ら笑うか、眉間にしわを寄せているかのどちらかだった。84分間の上映時間中、60分くらいは思い通りにならない自分の表情筋と闘っていた。 それなのに、どうしようもなく魅力的で、忘れられなくて、癖になってしまっている。なぜだ。 分からないけれど、もしかしたら、私と同じ感覚を味わいたい奇特な