映画『ほつれる』がAmazon Primeにあるので、魅力について語ってみる
昨年、私が観た映画52本を振り返ってみて、ダントツに印象に残っているのは加藤拓也監督の『ほつれる』。観ている最中、登場人物全員にドン引きしまくって、あまりに引きすぎて、映画を観ている間中、暗闇で薄ら笑うか、眉間にしわを寄せているかのどちらかだった。84分間の上映時間中、60分くらいは思い通りにならない自分の表情筋と闘っていた。
それなのに、どうしようもなく魅力的で、忘れられなくて、癖になってしまっている。なぜだ。
分からないけれど、もしかしたら、私と同じ感覚を味わいたい奇特な