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日々のあれやこれや

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日常の気づきやあったこと、感じたことなどを綴ったエッセイ
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2024年4月の記事一覧

どうして私は母に期待してしまうんだろう

またやってしまった。義母の余命が残り僅かで、今はただただ「その時」が来るのを待っている時間なのだけど、これが想像以上に長く、重く、果てしない。どうしたって考えるし、考えても何もできることはないし、でも予定を入れたりする気分にもならず、結果ただただ悶々と過ごす…という日々をちょうど4月に入ったその日から送っている。 そんな状況をもちろん実母も知っていて、おそらく気に掛けてくれているのだと思う。電話をくれた母に、この時間が想像以上にキツイ、なんならちょっとおかしくなりそう…とつ

推しからの返信で生き返った話

映画好きで、インスタにレビューをあげたりもしているエンタメ好きな私には、好きな役者さんがたくさんいる。演技や顔、雰囲気が好きだと思ったら私はインタビュー記事やYouTubeなどを漁りまくる。すると「素敵だな…」と、ほとんどの場合、満足してして落ち着いてしまうのだけど、これからもずっと見続けていこうと決めている「推し」の俳優さんが数人だけいる。 今、私が最も推しているのが、俳優の田村健太郎さん。昨年のマイベスト映画「ほつれる」の絶妙な嫌さ加減の演技ですっかりハマってしまった。

恐怖!現実逃避…からのスマホゲーム中毒…からの帰還

義母の看取りケアが始まって、余命はおそらく数週間あるかないか。ようやく桜が咲いて、新学期が始まったというのに、私の頭の中はそのことでいっぱい。予定が入るかもしれないので、他の予定は入れないで、でも、予定が入るかも…って何なんだ?と自分に突っ込みつつ、決まっているスケジュールを眺めつつ、もしこの日だったらここに連絡しなきゃ…とか考えていると、なんだかそれを待っているかのようにも思えて罪悪感。でも、息子の学校・部活・塾や仕事の調整なども、やっぱり私が考えておかなくちゃいけないわけ

新クラスと私のトラウマ

新学期が始まり、息子のクラスが判明した。こんな子供じみたことは言いたくないと思いつつ書く。 4年前、ママ友との関係で、メンタルが崩壊するような出来事があった。私はそれから2年くらいは、その方の姿を一瞬でも目にしただけで、30分くらい、耳の聴こえが悪くなった。心臓もバクバクして、過換気のような症状になっていた。息子が中学になるくらいから、そういうことはなくなっていたのだけど、今回その方のお子さんと息子が同じクラスになった。と、聴いてから、ドキドキが止まらない。私が学校に行くわ

義母を思う、いつもと違う春

施設にいる義母が2月に誤嚥性肺炎になり、二週間入院した。 でも、順調に回復して、退院できた。入院中に会いに行ったけれど、そんなに悪くない状態に見えた。胃ろうになるかも?なんて話もあったけれど、それもしなくても大丈夫…という話ですっかり安心していた。でも、先日、あまり状態がよくないと連絡が来た。胃ろうにする・しない、ではなく、胃ろうは既に選べないらしい。2週間、点滴になったけれど、その後のことはどちらかを選んでくださいと言われた。 ①中心静脈栄養 ②何もしない ①の中心静脈栄

たけのこミュニケーション

私の実家近くにタケノコが有名な地域がある。そこに親戚があり、父が手伝っているので、毎年美味しいタケノコを送ってもらえる。いっぱい送ってくれるので、毎年友人にお裾分けをしているのだけど、特にタケノコ大好きな方々が3人。毎年、大絶賛してくれるのがとっても嬉しくて、タケノコが届いたら、真っ先に連絡している。 みんな、息子の同級生のママさんなので、春休みの過ごし方や今度のクラスはどうなるかな?なんて話をして、「またねー♪」と帰って行った。タケノコがなくなった代わりにお礼にいただいた