食パン逃亡事件
最近、外蒸し暑いな。
そんなことを考えながら、いつもの如く帰りにスーパーへ寄った。
信号をわたり、涼しいであろう店内へ。
おっと。
ふと足元をみるとそこには袋に包まれた6枚切りの食パンが2つほどゴロッと転がっていた。
これは完全に脱走を試みた形跡です。
いつもなら入口の近くにあるパンコーナーで静かに買われるのを待っている彼ら。
それが今日に限って2つも飛び出し、外の世界に憧れていることが明らかになった。
もしもこのまま彼らを放っておいたらいつか蹴られてしまう。良くない。
そう思った私は彼らを救うことにした。
そう、元の世界へ
買われることを待ち続ける仲間の元へ
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