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大切な家族が亡くなった後のはなし

ゴールデンウィークが終わった後49日法要でした。

兄がこんなことを言いました。
「母さんが生きていたからいつまでも子供でいたけど、母さんはもう居ないんだね。いつまでも子供でいたらいけないね。」

兄の気持ちが分かる気がしました。
大切な家族の死やその過程は自分の生き方を見つめ直す機会でもあると感じています。


1,大切な人、母の死で味わうこと

私達は5人兄弟なのですが、母が亡くなった後私と姉は母の夢を見ました。
私は母が亡くなった数日後、母が生き返る夢を見ました。
母が諦めるなと言ってくれているのです。
この夢は目標が叶ったり、諦めていたことが復活する夢だそうです。
母はこんな形で私を応援してくれていると思うととても嬉しく思いました。

それから、母は施設入所して3年経っていましたが、生前の母のいない家と亡くなってからの母のいない家は同じ家でも違うと兄弟達が言っています。
母の魂はすでに天国に旅立っているのでしょうか?
必要な時に帰ってくれているのでしょうか?
目に見える物しか信じない兄弟達が、何となく母の気配を感じているようです。

こんな形でも母をそれぞれに思えているのがとても幸せに思いました。


2,家族の新しい形


母が亡くなってまず兄弟達で決めたことは3回忌が終わったら、年に一度は1泊2日で兄弟で旅行に行こうということを決めました。

母がいたから皆が集まっていたけど何もなければ、それぞれに家族を持ってるので皆が集まる事はなくなるからです。

私は昔に戻ったみたいで嬉しくて・・・

旅行じゃないけどまずやって見たいことは
家の畑にある桜の木の下で、皆でお花見をすることです。
早速、来年の春に実行できそうです。

そこに両親はいませんが、両親の思い出話をしながら
楽しいひとときになるのではないかと思います。


3,ご先祖様を辿る


兄が家系図を見せてくれました。
そしてご先祖さまの話にもなりました。
どんな思いでこの地に家を構えたのか、どんな思いで生きてきたのか
ご先祖様が辿ってきた道を想像していました。
今日という日に幸せな気持ちで過ごしてる自分の後ろには
より良く生きようと魂を成長させ、ご縁を繋いできた沢山のご先祖様が居ることを感じ、生きている意味を考え
また感謝の気持ちで一杯になりました。


4,おわりに


兄が母との思い出、写真を集めて編集してくれています。

自分の子供、孫に私達の両親、ご先祖さまの事を知って欲しいと
作ってくれたのが分かりました。
思い出を残すと同時に命の循環を意識して欲しいと
思ったのではと感じています。

私自身は子供はいませんが、家族と温かな時間が過ごせるように
皆様のお手伝いをしたいと思っています。





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