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#もにょろぐ 地獄の承認欲求のはなし。

初めて四日間開催だった夏コミが終わりましたね! みなさんお疲れさまでした。わたしは今年の夏、初めてちょみっとだけ原稿を夏コミに描いたんです。どきどきしちゃった!(これは楽しいどきどきでした)
先日その打ち上げに読んでいただき、実際に本をいただきました。うれしいなぁ。本当に本になってる。いろんな人のいろんなエピソードが載っている中の一頁に自分もいることがうれしくて。ちょっと照れもあった。

「見て見て見て! こんなの作ってみたから見て! 読んで!!」
って言うの、実はものすごーく勇気がいるんですよね。じぶんはいつも投稿ボタンを押す時、シェアボタンを押す時、ものすごくどきどきしてる。ネガティブな方向のどきどき……。「こんなもの誰が読むんだよ」「こんな稚拙なものを人に見せてどう思われたかったの?」なんて怖い言葉がが頭に浮かぶんです。すごいネガティブ思考。実際にこういう言葉を投げかけられたことはありません。でも「なんの賞もとったことないくせに」とは言われたことがあります。言った人も受賞経験はないそうですが、すごく悔しかったし衝撃を受けました。何かを受賞したりしないと物を作り続けてはいけないと考えたことがなかったので。その後、まだ賞はとれていませんが佳作に選んでいただけました。記念品として五千円分の図書カードをいただいて、初めて自分の文章に価格が付いたように感じました。じぶんでも驚くほどうれしかったので、まだまだ生み出す作業は続けていこうと思います。より多くの人に分かりやすく認めてもらうために、賞をとるというのはいいなぁと思いました。
何かを作り続けるって、自己管理が難しくて。うっかり一年間何もやらなかった……なーんて年の瀬にしょんぼりしたくないので、ちょこちょこコンテストに出したりしています。自分自身を承認するための作業として。毎年秋に、短編小説を投稿しているところがあるのですが、去年は祖父母のことであわあわしている間に逃してしまいました。今年はちゃんと出そう。

なんて反省もあったので今年「夏コミの原稿を描く」って新しいことにチャレンジできたのがめちゃうれしかった。この「うれしい」は多分、ゲームのトロフィーを一つ埋めることが出来た達成感のようなもので、イベントに関するトロフィー一覧が追加され、新たな目標を感じられたりとか、そういうのも全部含めたうれしいです。わくわく。

本を作りたいなぁって気持ちがどんどん大きくなる。実現させるためには収録物を用意して、表紙を用意して、印刷して、頒布する場所を申し込んで、宣伝して……などなどの作業ががが。ん~宣伝苦手~! でもやりたい。売ってみたい。自分の書くものにも価値がちょみっとでいいからあると思いたい~!! 自己評価の低さ×承認欲求ってもうすごくドロドロ。きっと「本を作って満足!」にはならなくて、印刷した分の六割くらい売れないと安心感は得られないような気がする。満足感より安心感。「認められてうれしい」という承認欲求じゃなくて、「認められないと居てはいけない」タイプの承認欲求なんだと思う。自分で書いてて、生きていくのしんどそう……って思いました。
こんな生きていくのしんどい思考を持っているけれど、新しいことを始めるのには抵抗がなかったりします。やってみないとわからない世界がいーっぱいあって、そういう世界を知ると、自分の中で育てている人物たちがどんどん生生しくなっていくような気がするし、何より知らないよりなんでも知りたい。知っていると楽しいことがいーっぱいあるし、知らないと怖いこともいーっぱいある。結構知りたがり屋だぁ。

しんどさのループからはなかなか抜け出せそうにないですが、やらないままより、ちょこっとでもやってトロフィー埋めしたり、レコード更新をしたりしているほうが自信につながっているように思うので、ほぞ細と承認欲求を満たす何かしらを自分のために続けていこうと思いました。

今回お声がけいただいた主宰の方にすごく感謝しています。ありがとうございました!

ご覧いただきありがとうございます!