#もにょろぐ 誰も無視しない、舞台の上で。
高校二年生の時、現代文の授業で当てられて、音読をした。
当時教室に通うのがとにかく辛くて、数学の授業をさぼりがちになっていて、でも好きな生物と現代文、古文、体育、音楽……くらいにしかまともに出席できていなかった。
教室の中は、香水と化粧品と制汗スプレーのニオイでいっぱいだった。思春期のみんな楽しそうでいながらどこかピリピリした空気と、さらにたくさんのニオイに酔うようになった。わたしを笑う人はいたけど、クラスで話をすることが出来る人はいなくて。ときどき声をかけてくれる人の笑顔す