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2階のベランダからの侵入者

私はその晩、2階のベランダを網戸だけ締めて寝てたんだけど、
ふと夜中に目が覚めた。

すぐには寝れなかったので網戸越しに外を見ていたら、
網戸をコソコソと這うものを発見!

真っ暗な中だったので、それが内側から這っているのか
外側から這っているのかいまいち分からなかった。

でも、なんとなく外側から這っている気がしてしばらく眺めていた。

私が余裕で居られたのは、中には入ってこない自信があったから。

しばらく眺めていたんだけど、
やっぱり処分した方がいいなと思って、
1階に殺虫剤を取りに降りた。

殺虫剤を持って2階に上がってきてもまだそいつは網戸をコソコソと這っていた。

なので殺虫剤を当てるのは簡単だったんだけど、
殺虫剤が当たったからといってすぐにくたばるわけでも無く動き回っている。

しばらく追い詰めてたんだけど、そしたらそいつは網戸の一番上の左角まで移動した。

左上の角にはどうしても開いたまま閉まらなくなった隙間が少しあることを知っている私は焦った。

やばい・・・。

と思ったその瞬間、やつはきらりと光る背中を見せて一瞬だけこちら側に入ってきた。

でもその瞬間、私は必死に殺虫剤を噴霧したので、それ以上こちら側に侵入されることはなく、そのまま地面(というかベランダの上)に落ちて果ててしまった。

ほっと安堵した私は遺体の回収をすることなく、また寝てしまった。

翌朝、洗濯物を干すそのベランダにはまだ仰向けになったままのやつがいた。

まぁ、もう死んでるし、拾うのも気持ちが悪いのでそのままにして置いたら次の日にはいなくなっててびっくり!

一応脚だけは何本か落ちてたので本当に死んでいたんだろうけど、体は一体どこに行ってしまったんだろうか?


さて、そんな一夜を過ごしてみて、今まできちんと閉まらなくってる網戸を放ってきたけど、これではいけない!ということで大家さんに電話。

次の日には業者の人が来てくれて網戸を見てくれた。
もうさ、網戸のフレームが曲がってるんだと思ってたんだけど、網戸の下についてる戸車の調節だけできちんと閉まるようになりました。

結構色々やってくれて結果的に戸車の調整だけできちんと閉まるようになったんだけど、それで直らなかったら隙間テープみたいなものでの対処になるみたいだった。

レールの上からすぐに外れて開け閉めのたびにめんどくさかった網戸が、スムーズに動いてくれるようにもなったので良かった。

あーこれで一安心。

そう思っていたのに、朝起きるとベランダ側の窓が10センチぐらい開いていることがある・・・。

我が家のかわいい猫の仕業だ。

夜に時々ベランダに出て外をみてるんだよなぁ。
意味ないじゃん!

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