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妊活や出産や育児で自己肯定感を落とさないために必要なこと




以下は全て私の経験を基に書いています。賛否両論あるかもしれませんが、少しでも何か気づくきっかけになれば嬉しいです。

結婚したら次は赤ちゃん?


結婚したら誰もが次は妊娠して、赤ちゃんが生まれたらママになる、そう思ってるんじゃないかな。この道筋が当たり前で、それがしあわせ、それが正解、みたいな。



だから思ったタイミングで妊娠できないと「妊活」や「不妊治療」という期間に自然と入り妊娠できるように努力する。努力を重ねる中でいつの間にか「妊娠すること」がゴールになってしまって、毎月まるで合否判定を受けているような感覚に陥ってしまう。今月もダメだった、また今月もダメだった、あれがいけなかったのかな、こうすればよかったのかなって、頭の中でPDCAをめぐらせて、次こそは妊娠(合格)するぞ!って、そこばかりに意識が向いている状態。




こう書くとまるで頭にハチマキをまいて合格に向けてエイエイオーってしてるようなイメージだけど、現実的には仕事もあれば既に子育て中の場合は上の子のお世話もあって一点集中とはいかず心の中は大忙し。そもそも確実にコントロールできない、命を授かるという、そもそも努力だけではどうすることもできないことをマルチタスクの中でこなそうとしている状態。

なのでいざ陽性マークを見た時は、えっ!?みたいな。嬉しいんだけど、なんか不意打ちをくらったかのように、えっ!?みたいな感覚。それからしっかり喜びを味わう間もなくつわりがやってきたり、体調の変化が無ければ無いで、現実としての実感があまりわかないので、自分が親になることや、これからのマタニティ生活や産後の生活もなんとなくぼんやりとしたままその日を迎えてしまう。

「妊娠する」というゴールがクリアされてから次のゴールがあやふやなまま一番大切な時期に突入してしまっているのです。

自分を苦しめる頑張り癖



「できる」「できない」「正解」「不正解」の価値基準のまま子育てに突入すると「できる」と「正解」に意識が向いてどんどん自分を苦しめます。周りに頼れる大人が居なかったり、夫とのコミュニケーションが乏しかったりすると孤独を感じる機会も増え、それでもなんとか一人で頑張ろうとますます自分を苦しめる。

目の前には守るべき命があって、家族の事も大切だから、自分が頑張らなきゃ、みんなそうやってやってきてるんだからここで弱音をはいてちゃいけないって奮い立たせてね。

でも、やっぱり限界はあるんです。時間と体力は有限だから。命を守るっていうだけでも精神的に極限状態。それにプラスして寝不足が続く状態が当たり前だと自分のことに構う余裕もなくて、その状況下で孤独に陥ると、できていない事ばかりが目について無意識に自分をダメ出ししたり、夫に怒りの矛先が向いて夫婦関係が悪くなったり。

あんなにママになることを望んでいたのに、こんなはずじゃなかったって。そう思ってしまう事にすら自己嫌悪や罪悪感を覚えてしまうのです。

理想と現実のギャップの正体


いつまでも夫婦仲良く、子育ても協力し合って、悲しみや喜びも一緒に分かち合う。そんな理想とはかけ離れた現実にどうすることもできなくて、ママ友と愚痴り合うのが唯一のストレス解消。話すとスッキリして、よし、がんばろーってなるんだけど、家に戻ると変わらない日々。で、また愚痴る。それを繰り返すうちに子供はどんどん大きくなって、あれ、私何やってんだって、ある時ふと虚しくなる。

いやー、書いてて本当に辛い。私何やってたんだって。自分で自分にずーっとダメ出しし続けていたことに気づいた時は本当に愕然としました。

私は「妊娠」という目的を達成した次のゴール、ここがずっとぼんやりしていました。ぼんやりだからすぐ不安になって、常に正解を求めて情報を集め、でも正解の基準も自分の中にないからあっちにグラグラこっちにグラグラ。
家族でしあわせになることが望みのはずなのに明確なしあわせの基準が自分の中に無かった。無いと言うよりは、忘れてた、かな。

私にとってのしあわせの基準を改めて考えてみることがこんなに大事だったなんて、誰も教えてくれなかったし教科書にも書いてない。あれだけ一生懸命勉強してきたのに、自分らしく生きる方法は全く学んでこなかった。

今できることを


あの時ああしとけば良かったっいう後悔はもう終わったことだから考えても仕方がない。

今の世代の子供達が私と同じような道を歩むとも限らない。

だけど伝える人がいないとこの事実はきっと繰り返す。私達親世代が経験してきたことを子供にどう伝えるかで子供達の取り巻く環境もきっと変わってくる。

だから私はあの時知っておきたかったことを
同じように共感する仲間と共にこれからママになる女性に向けてこのワークブックを作りました。

comorebi re cordは質問に答えていくことで自分と向き合い、本当はどうしたいのか、自分にとっての理想の子育てや理想の暮らしを言語化していくツールとして構成しています。言語化する事で自分の中で意識できるので、沢山の情報の中で惑わされない軸のようなものができ、それを夫婦間で共有できれば自然と仲間意識が芽生え、忙しく限られたコミュニケーションの中でもよりお互いが望んだ暮らしを実現していくことができるんじゃないかなって思っています。

まだ出来立てホヤホヤのcomorebi re cordです。これから沢山の方に使って頂いて、感じたことや変化した事が波紋のように広がって、出産や子育てをもっと楽に楽しめる女性が増えることを願っています。


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